目のまわりや頬に1mm大の小さい白いプツプツができている。

1mmぐらいで、まん丸の白いプツプツが1-2個から多い場合は10個以上できてきた。ニキビのようだが赤みがない。
稗粒腫(はいりゅうしゅ)といいます。若い頃は間違って「ひりゅうしゅ」と読んでいました。ヒエ(稗)のツブのような病変という意味ですね。
kumo


この白い粒々の実態は、角質(あか)です。毛や汗の腺に包まれていたり、表皮に包まれていたりします。不潔にしていたせいではありません。なんらかの原因でつまったか、皮膚がひっくり返ってできたのです。湿疹などの皮膚の炎症後やキズのあとにできることもよくあります。小さな粉留(ふんりゅう)のようなものです。
治療は不要です。大きくなっても3mm程度でしょうか。美容的に気になる場合は、細い針でつついて中身を搾り出します。野蛮そうですが、それほど痛くありません。
稗粒腫(はいりゅうしゅ)は、また、生まれたばかりの赤ちゃんの半数弱にみられます。心配要りません。赤ちゃんの場合は3-4週間経てば自然に治ります。
ニキビ(尋常性ざ瘡:じんじょうせいざそう)の初期である、白色面皰(はくしょくめんぽう:角質が毛穴につまった状態)に似ていますが、にきびは基本的に眼のまわりにはできません。脂の腺が発達していないからです。

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