夏に出るかゆい皮膚炎

医師になった30年前、皮膚科の外来患者さんの数は夏と冬でだいぶ違いがありました。圧倒的に夏は患者さんが多くなります。空調などが整備され、その傾向はだんだんなくなってきた感じがしますが、やはり夏の方が冬より患者さんは多いと思います。夏は汗をかきますし、高温のために感染症も増えます。暑い時期に起きうる症状と主な原因をまとめます。汗(塩水)によって涼しい時期には起きないかぶれや感染症が主な原因です。

週末は天売でカヤック 絶滅危惧種ケイマフリが魚をくわえてと飛んでいきました。

ウトウが夕方から夜にかけて巣穴の雛に餌を届けに帰ってきます。届けた後は海に帰ります。雛はずっと一人ぼっちです。届けにきたウトウと餌を奪おうとして待ち構えるウトウ(ずるいやつがいる)とカモメと海に帰るウトウが交叉して大変なことになってます。

カタクチイワシ?をたくさんくわえて帰還

餌が来なくなる(親が来なくなる?)と巣を出て崖から飛び降りて飛行体制をとって海に向かうそうです。こんなんで飛べるんだろうか?と思いました。今季初(ガイド弁)の巣立ちを迎えてよちよち歩いてでてきた雛です。

ウ二の処理法を教えてもらいました。

天売はとても良いところです。

(今回は写真が多くてすいません。あまりに楽しかったので)

本題です。夏に多い皮膚炎(の一部)

眼の周り:ちょっと劣化したゴーグルのゴムによるかぶれ

耳の前:メガネのツルによる金属かぶれ

鼻の出口のじくじく(子供):とびひ

背中や腕のぶつぶつ:日焼け後の毛の炎症(常在真菌などによる)

乳房下やお臍のしわの間の湿疹(高齢の女性):アセモ(間擦疹)かカンジダ

オヘソの下のかゆい湿疹:ジーンズの留め金やベルトの金属かぶれ

手首のかゆみ:時計やアクセサリーの金属部や皮(クロムでなめしている)による金属かぶれ

すね(下腿)の湿疹:長靴のゴム

足の甲:サンダルなどの履物の接着剤や劣化した樹脂やゴム

 

 

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