肥満の男性はメラノーマの新薬が効きやすい?

BMI (ボディマス指数:Body Mass Index) が高い、肥満、内臓脂肪が多い、は多くの病気を引き起こす、あるいは悪化させる原因として知られています。Lancet Oncologyの先月号に「BMIが高い男性はBMIが正常の男性に比べて、(この数年で登場してきた)新薬が効きやすい、という論文が掲載されました。免疫を上げる薬(イピリムマブ、ニボルマブ、ペムブロリズマブなど)だけでなく、メラノーマの細胞で異常になっている増殖を止める薬(ダブラフェニブ、トラメチニブ、ベムラフェニブ、コビメチニブ)でも同じ結果でした。なお、女性や従来の抗がん剤(ダカルバジン)については肥満と効果の間に関係は認められなかったそうです。(因みに効果を上げるために無理に体重を増やすことは勧められません。為念)

Association of body-mass index and outcomes in patients with metastatic melanoma treated with targeted therapy, immunotherapy, or chemotherapy: a retrospective, multicohort analysis, Lancet Oncol 19(3), 2010-2022, March 2018.

春ですね

ウドとフキノトウ

 

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症例報告(しょうれいほうこく)

1年中ほぼ週末、どこかで学会が開かれています。地域の医師の勉強のための学会、かなり特殊なテーマに限定した学会(たとえば皮膚科なら皮膚がんだけ・・・とか)などです。今週末は大阪で定年退官される教授の記念学会に出席してきました。もとは地方会(いくつかの県や場所によっては1県の範囲で行われる限られた地域の医師による研究会)ですが、長い間皮膚診療に貢献されてきた教授の退官記念ですから日本中から関連のある先生たちが集まります。私は教授退官の記念学会が好きです。普段は大きなテーマで30分以上の時間をかけて講演することの多い教授たちが、数分間しかない時間枠で(普段は自分の部下、とくに若い先生たちが発表することの多い)教育的な症例や研究をコンパクトに話すのを聞くことができるからです。今回も5分の枠で発表される教授たちが何人かおられました。すばらしかったです。私も5分間の枠で、ある症例を発表してきました。ちょっと緊張しました。

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パッチテストで何がわかるの?

顔にかゆい赤みが続いている。化粧品はもう何年も同じものを使っている。皮膚科で塗り薬をもらうと少しよくなるが止めるとすぐ悪くなる。皮膚科を専門にしているクリニックに行くとパッチテストを勧められると思います。かぶれの原因を調べる検査です。

パッチテストは現在肌に触れているものをシールに付けて、背中に2日間はって赤くならないかみる検査です。2日間という長い時間、肌にくっつけておくという点がポイントです。自分で使っているもののほかにかぶれやすい物質をセットにしてシール化した便利な製品があります。1-2枚のシールを背中にペロッと張るだけでいいので私たち皮膚科医はとても楽です。どんな物質がセットになっているのかが今回の記事です。よく使う身の回りのものに結構かぶれやすい物質が含まれているのがわかります。

校内です(2/13)。雪まつりも終わりましたが、まだ冬ど真ん中です。

帰り道。信号はそのままに上手に雪をかいていきます。しばらく見とれてしまった。

オリンピック真っ最中ですね。今日は羽生さんが金メダル、宇野さんが銀を取りましたね。涙が出ました。そして将棋では藤井さんが羽生さんに勝ちました。近頃の若いもんはすごい。

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たいしたことない仮説 パンダの模様

職場の仕事納めでパンダの線描だけの絵に色を付けるというゲームをやらされました(全員の絵が年報に載るようです)。香香(シャンシャン)が成長していく様(遊ぶ様子はほんとうにかわいいですね。木から落っこちても大丈夫なんですね。周りがほっとく様もすごいと思います。)を時々見ていたにもかかわらず、見ているようで見てないんですね。眼の周りは黒かったというほかは記憶が不確かです。私はなんとなく体の先の方が黒かったような記憶をたよりに、そうだシャムネコのような分布で色を付けようと思いました。耳、鼻と眼の周り、手足の先端です。心臓から遠くて温度が低い部位です。シャムネコはメラニンを作る酵素が特殊で、温度が低いときほど活性があがる(皮膚温の低いところほど黒くなる)のです。

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大通公園では雪まつりの準備が始まりました。

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2017年大晦日

大晦日です。紅白が始まりました。

今年を振り返ります。

2シーズンぶりのスキーです。風なく、雪質も最高でした。

毎年いただく生そばを茹でました

AZM氏のブログ記事のレシピでベーコンを作ってみました。熟成1か月、燻煙2時間です。おいしくできました。

生ハムも完成

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冷たい腫瘍

週末は癌の会議(ESMO asia)でシンガポールにいました。メラノーマに対する薬剤として開発された免疫チェックポイント阻害薬(自分の免疫反応を負に調節する機能を抑える薬:つまりブレーキを効かなくしてアクセルをふかして免疫を強くして癌細胞を攻撃してもらおうという薬)は、その後、メラノーマ以外の癌にも使われるようになりました。

今回のお題は、免疫療法が効きにくい状況、冷たい腫瘍(cold tumor)についてです。

朝の散歩で植物園に来ました。バオバブのオブジェ、結構いいです。

熱帯の夜を有名なホテルのわきを通って帰ります。

町中が完全にクリスマスです。

 

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築地の空気

国立がん研究センター皮膚腫瘍科主催の飲み会から帰ってきました。同科で現在研修中、あるいは過去に在籍した者たちによる恩師や先輩を囲む年に1回の集まりです。毎年若い先生が発するパッションのおこぼれをもらう場です。

新しいものが好きな師匠から日本の未来を担うかもしれない新技術を注文したことを聞き出しました。私より30歳年上の師匠の好奇心にはいつも驚かされます。今年の会で師匠は、若い研修医に対してはいつも友達と思って接してきた、とおっしゃいました。確かに、私の記憶でも、指図も命令も、うんちくも訓示も受けたことはありません。寛容と認容とやさしいおほめの言葉しか聞いたことがありませんでした。

閉会後、場外市場からホテルにもどる道筋で、一瞬、30年前の自分にもどったような感じがしました。築地にくると研修医にもどった感じがいつもするのです。

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先週末はmizukumabaseで農作業 おとなりから柿をいただきました。

みごとな夕焼けでした あっという間に今年も暮れに向かっています

 

アトピーの赤ちゃん、離乳食で卵をたべさせてもいいか?

赤ちゃんの食物アレルギーの原因として多いのは卵(鶏卵)と乳製品です。長い間、赤ちゃんのうちは食べさせないほうがよいのではないか・・・という意見が大勢を占めてきました。しかし、国立成育医療研究センターを中心とする研究グループの研究(PETIT スタディ、Lancet 2017; 389: 276-86)により、日本小児アレルギー学会が今年 6 月に「鶏卵アレルギー発症予防に関する提言」を出しました。(以下、うはら皮膚科の表現であり、学会の提言文と異なり、不正確な表現を含みますが)アトピー性皮膚炎の赤ちゃん皮膚炎を治してから卵粉末を早期より少量ずつ徐々に増やしながら食べさせていくと1歳の時点で卵アレルギーになる率が下がった。対象としてカボチャ粉末を食べていた群が37.7%、卵粉末群8.3%だった。アレルギーに絶対ならないとうことではありません)・・・という内容です。マスコミにも大きく取り上げられましたが、ただ単純に卵を早く食べさせたらアレルギーにならない、という不正確な解釈をする危険性があるということで、3日前の10月12日に、日本小児アレルギー学会が意図する内容(注意点)をHPに掲載しました。

「鶏卵アレルギー発症予防に関する提言」の解説(小児科医向け、患者・一般の方向け)について

関連記事:あかちゃんのときにいろいろ食べさせたほうがアレルギーになりにくいのか?ピーナッツの場合

夏休みに作った(作者が意図したものが自己変形したため一輪挿しと名付けた)ものが焼きあがってきました 季節外れの朝顔を活けてみました。

こっちも季節外れのサワガニ 威嚇してます

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