UCLA-10 UCLA最後の日

今日が最終日。金曜日になりました。あっという間の2週間でした。
やっと覚えた近道、高級住宅街の中の道を抜けてUCLAへ。玄関や庭にお墓やお化けや骸骨が飾ってあります。もうすぐハロウインなんですね。先週最初の1件目を見たときはわからなくて、趣味の悪い家だなぁ、と思ってしまいました。この道を通るのも最後かと思うと、なんだかなごりおしい感じがします。
UCLAのこれまでの記事:1
ハロウイーン 庭
ハロウイーン
空き地や空き店舗が臨時のハロウィン用品販売所に。一抱えほどのサイズまでのかぼちゃがたくさん。

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UCLA-9 久しぶりに研修医の気分になった

今回は2日分。
昨日は、午前中から昼過ぎまで招待してくれた教授の最近の研究結果についてレクチャーを受けました。学会の特別講演を1人で受けている状態でした。最新のデータを怒られないかかとびくびくしながら、たくさんメモしました。夕方はある用でジョン・ウエイン癌研究所(John Wayne Cancer Institution)を再訪。ダーモスコピー(皮膚面を拡大し、なおかつ偏光レンスやゼリーなどを使用して皮膚の深いところの色や血管の状態を見られるようにした機器)を持って行きました。ヨーロッパや日本では盛んに使われていますが、アメリカではまだだといううわさを聞いたので、持ってきたのです。持参のコンピューターで画像がリアルタイムににみれる機種を出発前に買いました。値段はかなり安く、ジャンクな領域の製品ですが、購入後に試してみると結構いけます。
お世話になっている先生の部屋でダーモスコピーのお披露目をしたところ、同席されていた先生が面白がってくれて、ここの大御所にも見てもらいたいから連れてくると言われて部屋を出て行きました。あの方が、それもこんなジャンクな道具を見に(ちゃんとしたのを持ってくればよかったと後悔・・・日本のダーモスコピーの専門家にすまない)。そして、いらっしゃいました。
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ジョン・ウエイン癌研究所(John Wayne Cancer Institution)

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UCLA-8 皮膚科の検討会に出てみた(2)

先週に続いて火曜日8時開始予定の皮膚科の検討会に。今度は8時25分に行きました。ちょうど始まりました。先週と違って病理の病理の教授も出席されていました。進行は臨床写真と病理組織の顕微鏡画像をスクリーンに映して、検討開始です。うちの病院でやっているのと同じです。前回の記事では物足りないとか言ってしまいましたが、取り消します(反省)。

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UCLA-7 だんだん白くなっていく馬: 葦毛馬(あしげうま)とメラノーマ

今日も日曜日で休み。
馬を見に、Santa Anita Parkへ連れて行ってもらいました。あくまでも馬を見るために。ロサンゼル北東30-40kmにあり、武豊がオフを過ごす所らしいです。第二次世界大戦のときに収容所として在住日系人が入れられたところとしても有名です(山崎豊子:二人の祖国)・・・関連(あまりないですね)記事「小さな指のイボに泣けた:日航機墜落」
めずらしく葦毛馬がいました。オッズ33倍。美しい馬でしたがビリでした。葦毛馬といえばオグリキャップなどを思い出します。葦毛馬にはメラノーマがよくできるという話しを聞いたことがあります。今回は馬のメラノーマについて。久ぶりに”目からうろこ”。競馬理化学研究所の戸崎晃明先生の論文(pdf)より
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UCLA-6 UCLA、カリフォルニア大に負ける

今日は土曜日でお休み。(今回は全く皮膚科と関係のない文章です。すいません。夜やることがないので。)
今回は出国前の1ヶ月間が忙しかったので、全く休日の計画を立てていませんでした。ホテルにいてもつまらないので、美術館めぐりか、ダウンタウンぶらつき、あるいは、電車にのってサンディエゴにでも行ってみようかと思っていました。
ところが、こちらでお世話になっている先生にカレッジフットボールUCLA対カリフォルニア大学(バークレー)戦に誘っていただきました。アメフトは昔から好きなんです。でも球場で見るのは学生の時以来です。
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UCLA-5 何とか1週間クリアー

今日は、別の病理の教授と一日中皮膚生検のプレパラート(小さいガラスの上に薄く削いだ生検(皮膚の一部を切除したものをホルマリンで固定し、固まった標本を薄くスライスしたものをガラスに貼り付けて、染色(色をつけた)したものを顕微鏡でみてました。ここまで説明すると長いですね。関係者間では”病理見てた”で終わりですが・・・。医学関係者用語で再び: 「午前中何してた?」「00教授と病理見てた」(終わり)。
今日は30度以上でしょうか。真夏のようです。痛いぐらいの日差しです。街路樹(ソテツの背の高いやつ)に目を刺す紫外線が降り注ぎ、ビビッドな、これがカリフォルニア(って、良く知りませんが、たぶん)ていう空気です。
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UCLA-4 カリフォルニアの青い空

3日ほど雨が続いていました。今日は久しぶりに快晴。気温も上がりました。今朝は早起きして、サンタモニカのジョン・ウェイン癌研究所とその向かいのセント・ジョーンズ病院へ。薄暗い中を7時ちょっと前の路線バスに乗りました。通勤、通学でいろいろな人が乗り降りします。バックを背負った小さな小学生が大人にまじって乗り込んできた時は、自分の子供が小さかった頃を思い出してしまいました。
今日は8時からの皮膚腫瘍カンファレンスから・・・
UCLA構内
UCLA構内
St Johns

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UCLA-3 シャツとネクタイを買いに行った

三日目
朝、出勤したら、ショッキングピンクの服で包まれた巨体の秘書さんが近づいてきて身分証を指差し、さらに大きな身振りで喜んでくれた。「これで公的に出入りできるはね」。ちょっとうれしくなった。
David geffen
David Geffen医学校:UCLAの医学部、歯学部、看護学部、公衆衛生学部ろ癌センターが入っています。こちらは何にでも人の名前がついているので、紛らわしいです。最初、David Geffen医学校はUCLAの分校かと思ってネットでロサンゼルス中を探してしまいました。

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UCLA-2 皮膚科の検討会に出てみた

二日目
今朝は、8時からの・・・と予定表にはあった・・・皮膚科の症例検討会とミニ講義(ground round)から開始。病院は去年新築、病院名には大統領だったレーガンの名前が頭についてます。病院だったところは研究所になりました。なぜ病院が新築されたかというと耐震性が問題になったようです。「俺たちはいいのか?」という研究所の先生の意見も。
さて、5分前に着いたのですが、指定された会議室では他の科の検討会が行われていました。こっちでお世話になっている先生も直前に来ましたが、他にはだれも来ません。他の科の会も終わりません。
廊下で待つのも疲れるので、建物に1箇所あるエレベーターホール前の椅子で待ちます。
たまにドアが開いて、掃除の方、警備員、?の方などが降りていく。
待つこと30分。エレベーターのドアが開いて、白衣を着たモデルのような美女の一群が出てきました。一緒に待っていた彼と顔を見合わせてうなづく。これだ、きっと。
Ronald Regan
新病棟

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UCLAに来ています

今UCLA(ロサンゼルス)の医学校に来ています。
センチネルリンパ節生検(センチネルリンパ節とは乳がんやメラノーマで最初にリンパ節転移を起こすと予想されるリンパ節のこと)という検査の本元で実際を見るために来ました。このリンパ節の見つけ方(検査)や取ってきたこのリンパ節の処理や小さい転移の発見のしかたなどを見るためです。2週間の滞在予定です。まだ時差ぼけで、顕微鏡を見ていると睡魔が襲ってきます。
関連記事:足の裏からのリンパの流れ
LA構内2
UCLA構内
ゲティー
ゲティーセンターから
main streat
サンタモニカ

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