外反母趾(がいはんぼし)とたこ(タコ、胼胝、べんち)

外反母趾(がいはんぼし)は足の親指(趾・・・カルテにはこっちの字を使います)の付け根が外側に出っ張り、指の先端が内側に曲がった状態です。小指側も同じような変形を起こすので、足の先がひし形のような形になります。出っ張った趾の付け根が靴ずれを起こしたり、硬くなって歩行時に痛みます。足の裏にタコ(胼胝:べんち)をともなう方も多く、痛くて歩くのがおっくうになります。
すれないように大き目の靴を履いたほうがよいのでしょうか?
タコは削ったほうがよいのでしょうか?
参考にしたサイト:町田医師の足と靴の医学・・・巻き爪や外反母趾など、足のトラブルに関して著名な先生です。私も数年前から勉強させていただいているサイトです。
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食事制限をするときの注意点


今日も快晴。雪山が美しい。ブログ用に何か草花が芽吹いていないかちょっと散歩してみたのですが、まだまだ木々のつぼみも固く、よい素材はありませんでした。
前回
アレルギーの検査 プリックテストと前々回アレルギー検査 IgE)の続き
食事制限は、患児にはもちろんですが、お母さんや同居する家族にも大きな負担がかかります。食事の準備、低アレルギー食の購入、まわりからのおせっかいや同情など、ストレスだらけです。特に赤ちゃんや幼児で、食べ物にアレルギーがあって、しばらく食べるのをやめなければならないときに栄養士さんが相談に乗ってくれることがあります。その栄養士さん向けの手引きが昨年公開されましたので、ちょっとまとめてみます。あくまでも、栄養士など、医療を提供する側に向けたガイドラインのひとつですから、これが全てということではありません。
ポイントは、必要以上に恐れて、関係のない食品も制限しないように指導してあげる・・・ということみたいですね。
食物アレルギーの栄養指導の手引き2008より

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食べ物のアレルギー どういう検査が必要か?(2)プリックテスト

前回記事の続きです。
今回はプリックテスト
実際に自分の皮膚を使うアレルギー検査には、大きく分けて2種類あります。
1つ目は、じんましん、花粉症、蜂などによるアナフィラキシーショックなど、原因物質が体に入ってすぐに症状が出るアレルギーの検査であり、この場合は皮膚に検査薬を入れて15分ぐらいで反応をみます。これが皮内反応です。皮内反応試験には、プリックテスト、スクラッチテスト(引っかき傷を作り、その上に検査薬を乗せる)、注射による皮内反応テスト、などがあります。一番、皮膚に入る量が少ないのがプリックテストです。
2つめは、多くの薬疹やかぶれ(接触皮膚炎)などの原因を調べる試験です。この種のアレルギーは原因物質との接触から1日以上たって症状がでます。ですからパッチテストといって、原因物質を48時間皮膚にはって反応をみます。

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食べ物のアレルギー どういう検査が必要か?IgE

食べ物によるアレルギーで困っている患者さんは結構います。今回は病院で行う検査と、検査が陽性になったときに、それをどのように考えるか、ということについてまとめてみます。
食物アレルギー診療の手引き2008より

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