縄文人が持ってきたもの

弥生人の一部にベーチェット病になりやすい一群(なりやすいといっても、ベーチェット病になるのは非常に稀です)がいた、というのが前回の記事でした。
今回は、また、眼と皮膚に病気を起こす「原田病」(Vogt – 小柳 – 原田病)についてです。
原田病は、メラニン色素を持った細胞(髄膜、ぶどう膜、皮膚、頭髪、内耳など)を自分の免疫が攻撃してしまう病気です(眼はカメラですから、暗幕(メラニン)が張り巡らされています)。ぶどう膜炎や皮膚の白斑(はくはん:しろなまず)が代表的な症状です。
この病気は、東南アジアとアメリカ先住民に多いのです。
出展は同じ、大野先生の論文から。

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渡来人が持ってきたもの

ベーチェット病という疾患があります。
目や皮膚・粘膜、血管、脳神経など、全身に症状を起こす病気です。皮膚・粘膜には、口内炎、陰部の粘膜の潰瘍、すねの痛くて赤いしこり(結節性紅斑:けっせつせいこうはん)、ニキビ様の皮疹、皮膚の静脈の炎症(血栓性静脈炎:けっせんせいじょうみゃくえん、スジ状に硬く触れます)、注射の後に傷が赤くしこって膿を持つ(針反応)、などの症状を起こします。眼症状は失明の原因になります。
さて、ベーチェット病はシルクロード周辺によくみられます。
なぜ、ある地域の住民だけに発病がかぎられるのでしょうか?
北海道大学眼科教授 大野重昭教授の論文より・・・

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しもやけになった!!痛くてかゆい冬の皮膚病

しもやけ 凍瘡(とうそう)  
しもやけは、痛くてかゆい冬の皮膚病の代表格です。
住まいの環境がよくなったせいか、昔(30-40年前)に比べればしもやけは減ったといわれます。でも、しもやけで受診される患者さんは、結構います。
さて、診断と治療は・・・・

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