男性型脱毛(だんせいがただつもう、若はげ、わかはげ)の治療
病気ではありませんが、今回は男性型脱毛(わかはげ)の治療についてまとめてみます。
医学的に効果が証明されている治療法は以下です。
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若ハゲに関する?な話
円形脱毛症のお話
参考:板見 智先生(大阪大学皮膚・毛髪再生)の講演、書籍
1.ミノキシジル(商品名リアップ)・・・塗り薬。薬局で買う。日本には濃度が1%の製品しかないんです。5%のほうが効くようです。5%製品は海外で商品名ロゲイン(米国)、リゲイン(ニュージーランド)、ヘッドウエイ(ニュージーランド)という名で売られています。ネットで検索すると多くの平行輸入業者のサイトがヒットします。濃度が濃い分、刺激感なども出やすくなります。
2.フィナステリッド(商品名プロペシア)・・・飲み薬。病院で処方箋を書いてもらう。自費。男性ホルモンのテストステロンが活性化してダイハイドロテストステロン(こいつが原因)に変化するが、この活性化をじゃまするお薬。1日1錠(28日分で7500円程度)。
1年間飲んだ効果:著効(ちょこう:すごく効いた)は10%、チョッと効いたからすごく効いたまで80%。効いたあとに飲むのをやめると、毛の数は同じか減り始めてしまう。でも全体の毛の量はあまり減らない(毛の伸びる速度が↑か、1本1本の毛が太くなっている可能性が考えられるとのこと)。男性のみに効く。女性には効かない。
*ケトコナゾール(商品名ニゾラールローション。クリームもあります。)・・・水虫(白癬:はくせん)、カンジダ、癜風(でんぷう)の塗り薬。脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん:頭や眉間、鼻の周りがカサカサしてふけっぽく、そして赤みもある状態)にも保険が通っている薬。癜風の特効薬。病院で処方箋を書いてもらう。脂漏性皮膚炎があれば保険適応でお薬をもらえる。なんで効くのかわからないけれど、結構効いた写真を見ました。10gで505円(3割負担で150円ほどですね)。簡単で安い治療法です。
あと、女性の男性型脱毛にスピロノラクトン(商品名アルダクトン)が効くという報告がありますが、現実的には使いにくいです。女性の男性型脱毛に効果があるのは、ミノキシジル(商品名リアップレディ)のみです。
ミノキシジル、プロペシア、ニゾラールは組み合わせて使ったほうが効果は高いようです。
・・・以上。おしまい。
じゃあ薬局や化粧品屋に並んでいるたくさんの育毛剤、発毛剤、シャンプーはなんだ、ということになります。私にはよくわかりません。どうせお金を払うなら、ミノキシジルだけ入った製品で十分でしょう。60mlで5000円以下、120mlで8000円以下で買えます。
どういう人に効果があるのか?
プロペシアもリゲインもニゾラールも若くて、薄毛が始まったばかりの早い時期が良く効くようです。でも高齢者でも効く可能性はあります。薄毛の状態は前頭部と頭頂部の薄い部分が離れている程度までが効きます。両方がつながってしまった場合は、効きませんので植毛やかつらを使用するということになります(板見先生の治療アルゴリズムより)。
そういえば、以前、「なんで日本だけミノキシジルの濃度が1%と低いんだ!!」、「この国は遅れている!!」と言って、怒って帰っていったオーストラリア人の患者さんがいたなぁ。
次も男性型脱毛について(若はげに関するウソ)・・・次の記事へ
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こんにちは。
AGA(男性型脱毛症)ですね、今日本ではかなりの人がAGA(男性型脱毛症)で悩んでいることは知っていますが、僕の場合は最近若ハゲになり非常に関心がありますね。最も若ハゲになってからですが。
この若ハゲはAGA(男性型脱毛症)と少し違うように思っているんですが。今はプロぺシア迄考えていないんですが。
しかしこの若ハゲ早めに何とかしないととは思っています、やはり発毛は早めに育毛を考えないと。
育毛剤を使ったからと言ってすぐには発毛しないと聞いています、発毛までには最低3~4ヶ月くらいしないと。人によってかなり永い月日が掛かる人もいるようなので。
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ミノキシジル5%製剤、リアップX5(リアップエックスファイブ)が6月1日に発売になるようです。現在発売中の1%のものと使用開始から16週後と20週後の時点で比べたところ、5%の方が効果があったとのことです。なお、女性は5%製品を使えません。おでこに毛が生えてきてしまうようです。女性は現在の1%のものを使うことになります。