わかりにくい医学用語と智の呪縛(2)

前の記事からの続き
何度説明してもなぜ患者さんは理解してくれないのか?
講義内容がなぜ学生さんの頭の中に残らないのか?
最近売れ筋ビジネス本のタイトルみたいですが、最近読んだ本「アイデアのちから」の中に明確な答えがありました。
aidea

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わかりにくい医学用語と智の呪縛

昨年10月に、病院で使われている言葉が一般の方にはかなりわかりにくいという報道がありました。国立国語研究所からの報告です。そして今月7日に最終報告<「病院の言葉」をわかりやすくする提案>が同研究所のHPにアップされました。
特にわかりずらい、あるいは間違って理解している、あるいは新しい概念など、100の言葉について説明されています。多くの医療者などから意見を求め、それに基づいていくつかの改定を行った後にまとめられた提案です。大変ですよね。こういう仕事は。
このブログの最も大切にしているテーマも「わかりやすい言葉で説明する」です。国立国語研究所の提案に文句をつける気はまったくありませんが、ちょっと私なりの説明を試みてみました。

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肘の外側や足のくるぶしのまわりに水がたまっているみたいだ・・・ ぶよぶよする

肘のでっぱりのまわりや、足首の特に外くるぶしのまわりの皮膚の下に袋のようなものがあって、なんだか液体がたまっている感じがする。ぶよぶよする。赤みと熱感もある。
このブヨブヨした状態は滑液胞(かつえきほう)といいます。そこが炎症をおこすと滑液包炎(かつえきほうえん)です。
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手首に丸いしこりができた

手首の関節の甲のあたりの皮膚の下に丸いしこりができて、だんだん大きくなってきた。
クルミ程度の大きさがある。
形はまん丸で、中に水がたまっているような感じがする場合もあるし、硬い場合もある。
下とくっついていて、動きが悪い。
ガングリオンです。へんな名前ですね。
ある日、手の平をさわっていたら皮膚の下にパチンコ玉程度のしこりが1個できているのに気づく。
これも、ガングリオンです。皮膚科にくるのはこっちのパターンのほうが多いような感じがします。手首にできた場合は整形外科にかかることが多いのでしょう。
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イボ、いぼ、疣、疣贅(ゆうぜい)・・・ご質問に対して

イボはウイルス性の病気です。手足などにできることが多いのですが、踵などの皮膚の硬いところにできるとなかなか液体窒素が効かないことがあります。
イボについてご質問をいただきましたので、コメントします(以前の記事と重複する部分も多いですが)。
1.足のイボがなおりにくい
2.手にもできてきた。足からうつったのか?
3.長く放っておくと増えるのか?
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アッカーマン先生と皮膚病理(ひふびょうり)

皮膚科医が普通、病理(びょうり)と呼んでいるのは、皮膚病の診断のために小さく切り取った皮膚や粘膜の一部(生検:せいけん・・・といいます)の組織をホルマリンで固定し(腐らないように)、薄くスライスし、特殊な液で染めて(標本:ひょうほん・・といいます)、顕微鏡でみる検査です。
「ちょっと診断がむずかしいので生検(せいけん)が必要ですね」とか、「皮膚の一部をわずかに切り取って、病理検査(びょうりけんさ)に出します」などと説明を受けたことのある方もいるかもしれません。
皮膚病理の世界的な権威が亡くなりました。
アッカーマン先生といいます
Bernard Ackerman, 72, Dies; Expert at Skin Diagnosis (The New York Timesの記事から
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