上唇の上のほうに痛み痒みのない小さな白いできものができている

質問をいただきました(内容は少し変えてあります)。
上唇の皮膚との境目から少し下あたりに、1mm以下のサイズがそろった小さい白いブツブツが集まってできている(敷石状にみえる)。ウイルス性のイボでしょうか?
フォアダイス(フォーダイス)状態(斑)(Fordyce condition (spot))かもしれません。脂を分泌する腺がすけてみえているものです。
関連記事
ニキビは何歳まで出るのか?
手が荒れた(手あれとアカギレと絆創膏)…皮膚は水に弱い
donguri APR5
昨年秋にまいたドングリ 根は伸びてそう
suisen2
ナルシストの水仙を下から

“上唇の上のほうに痛み痒みのない小さな白いできものができている” の続きを読む

皮膚にやさしい創傷被覆剤(そうしょうひふくざい)

皮膚に傷ができたとき、傷を保護するために絆創膏などをはります。いろいろな材質のものがありますが、傷を覆う材料ですので、ひっくるめて創傷被覆剤(そうしょうひふくざい)、現場ではドレッシング剤などと呼びます。
このような材料は、きちんと傷にくっついてくれないと、すぐ取れてしまいます。しかし、接着する力が強すぎると、取るときに、せっかくでき始めた皮膚やまわりの正常な皮膚もはがれてしまいます。
皮膚科には皮膚が弱い方がよくきます(かぶれやすいとか、アレルギーがでやすいという意味ではありません)。例えばお年寄りの手の甲や免疫の病気で副腎皮質ホルモン剤を長く飲んでいる方の皮膚(皮膚が薄いため、ちょっとぶつけただけで皮がべろっとむけてしまうことがあります)、先天的に皮膚が弱くてすぐ水疱ができてしまう方(先天性表皮水疱症:せんてんせいひょうひすいほうしょう)、などです。
傷にはるものといえば、カット絆あるいは絆創膏。良く家庭用に使うタイプのものは、はると絆創膏の下がふやけます。皮膚はふやけるととても弱くなります。絆創膏をはったり取ったりを繰り返すと正常な皮膚までただれたり、割れたりしていきます。
関連記事:キズバンソウコウの問題点、貼り方
そのため、私は傷からの浸出が少ない(水があまり出ない)場合は、透湿性(蒸気が抜けて皮膚がふやけない)のある防水フィルムをはってもらうようにしています。薬局にもあります。素材はポリウレタンフィルムです。5枚入って300から500円ぐらいでしょうか。安いのはニチバンのロールタイプです。2mで600円ぐらいだったと思います。
このテープはとてもいいのですが、くっつく力が強くて皮膚が薄いあるいは弱い方には使いにくいところがありました。
良い素材のものがでてきました。
ooinunofuguri
庭の草にも花が付き始めました

“皮膚にやさしい創傷被覆剤(そうしょうひふくざい)” の続きを読む

指切った。血が止まらない。

ちょっと前に出張先の病院の看護師さんから聞いた話です。
知り合いの方が指を切ったときにいろいろやったけど、血が止まるまで30分以上かかったんだそうです。
良く話を聞くと、指の切り傷にガーゼを当てて上から包帯できつくしばったんだそうです。
これ、血止まりません。逆に血がどんどん出ます。
関連記事 キズ絆創膏のはりかた
suiren
水仙が咲きました。
ikasumipaeria
作ってみました イカ墨パエリア

“指切った。血が止まらない。” の続きを読む

上へ