みずいぼ取りの時の痛みを軽くするための麻酔テープが保険適用になった

昨日同僚より教えてもらいました。
みずいぼ(ミズイボ、水いぼ)(伝染性軟属腫:でんせんせいなんぞくしゅ)は小学校低学年までによくできるウイルス感染症です。プールが始まるこの時期になると、病院で取ってもらってくるように言われたり、ご両親が心配して事前に連れて来られることが多くなります。つまんで取りますから痛いですし、血も出ます。病院や白衣がいっきにきらいになります。
イボをとるときの痛みを軽くするテープが今月保険適用になりました。
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ワインと皮疹と「舟を編む」

学生さんの皮膚科実習の最初の日を受け持っています。
皮膚にブツブツがある・・・と、一般の方のようにしか表現できない学生さんに、なるべく丁寧に皮膚の状態を表現できるような練習を10年ほど前から始めました。
okiniiri tobira
週末に同僚と近所の温泉に一泊 この旅館で一番好きな場所 雨音と新緑と真空管アンプ

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マクロからミクロ ミクロからマクロへ

経済の話ではありません。
皮膚科の診察は、まず皮疹を目で見ることから始まります。
次に最近はダーモスコピーという偏光レンズ拡大鏡を使って細かいところを見ます。
診断が難しく、もしかしてほおっておいてはいけない病気の可能性はあるが、目で見ただけでは診断が難しい場合は、皮膚を一部切り取って顕微鏡検査にまわします。切り取ることを生検、取った組織をホルマリンで固定して、薄くスライスし、色をしみこませ顕微鏡で観察します。病理検査といいます。
さらに診断が難しいときは、電子顕微鏡でもっと細かいところをみれるようにしたり。組織や血液からDNAを取り出して分子生物学的に解析します。
マクロからミクロへの動きです。
どんどん拡大を上げて細かいところを見てゆけば、より物事の本質に迫れるかもしれない。これは事実です。でも離れて見たほうが意外と本質が見えることがあります。
mitubanohana
コリアンダー(パクチー)の花 ベトナム麺 ホーのために栽培中
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項(うなじ)に赤いあざがある

70歳前後の方の項(うなじ:後頭部)の髪の毛をかき分けたときに、ぽわーと赤くなっているのに気づいたということで、相談されたことがありました。赤いアザです。ウンナ母斑といい、多くの赤ちやんにあるアザですが、ほとんどは自然に消えてしまうと習いました。
「赤ちゃんのころからあったはずだよ。消えなかったんだね。」。でも、ご本人は若い時には気づかなかったと言います。
「70年間気付かずにいたんだね。見えにくいところだからね。」と説明したことがあります。実はまちがっていました。
一度消え、また現れるアザ: 東京医大皮膚科の三橋先生の論文より
関連記事:赤ちゃんに黒いアザがある
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路地に生えるイチゴ。今年はなぜか甘いがけっこうナメクジに食べられてます。泥とナメクジ予防(になるか?)の牡蠣ガラ。
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