シラミとノーベル賞

クリスマスイブですが聖夜に合わないお題ですね。
シャルル・ジュール・アンリ・ニコル 
1928年にノーベル賞医学生理学賞を取った先生です。
発疹チフスという病気があります。日本では長らく発症がありません。昔は軍隊や牢獄などで流行したそうです。有名なところでは1812年のナポレオンによるロシア出兵など。発疹チフスやコレラは19世紀の急速な都市化と不良な衛生環境によって猛威をふるい、民衆の蜂起の原因にもなったそうですから、感染症は歴史に大きな影響を与えてきたんですね。
さて、シャルル・ジュール・アンリ・ニコルは発疹チフスという病気が入院すると感染しにくいところから、衣類に関係すること、そして衣類に着くシラミが原因であることを突き止めました。原因はシラミ(コロモシラミ)が媒介するリケッチアという菌による病気でした。紛らわしいのですが、「発疹」が付いていない「チフス」はサルモネラによる腸の感染症です。日本ではこっちのほうが有名ですが、「発疹チフス」とは全く別の病気ですね。
ナポレオン失脚後の20年間ほどを舞台にした大ヒット作があります。ビクトル・ユーゴのレ・ミゼラブルです。今日、楽しみにしていた映画を観てきました。

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泣く子、泣かない子(長男と次男)

よくある病気のネタがないので、こんなテーマになりました。
外来に入って来た瞬間に泣き始めるお子さんがいます。1歳までは無邪気にニコニコしていたのに、どこかで痛い思いをしたのでしょう。白衣を着た人≒痛いことをする、というアラームが作動するのは当然です。さらに、皮膚科でも痛い検査や治療があります。痛い治療の代表は、やはり、水イボ取りとイボの凍結治療でしょうか。でも、ときどき泣かない(あるいは涙をためて、ぐっと我慢して抵抗しない)お子さんがいます。
個人的な経験上、泣かないお子さんのなかに長男はほとんどいません。
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外国には”わきが”という病気はない?

今回の記事はまちがっているかもしれません。間違いに気づいたら削除する予定です。
以前”わきが”について相談されたことがあったので、久しぶりにちゃんと調べてみようと思い、いつもの電子教科書UpToDateをみてみました。しかし、腋の匂いを問題にした記述はありませんでした。つまり”わきが”あるいは、”腋臭症”という項はありませんでした。黒人や白人の世界では体臭は”病気”とはとらえられていないということでしょうか。香水をよく使うのは体臭を隠すためでしょうか。よくわかりません。
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