虫歯と皮膚病
今回は、むし歯が関係する皮膚の病気についてです。
(臨床皮膚科、最近のトピックス2007から東京医科歯科大皮膚科の佐藤先生の論文から)
皮膚の病気で、歯医者さんに紹介状を書くことの多いのは、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう:手足に膿がたくさんできる病気で、水虫に症状が似ていますが、まったく別の病気です)です。歯にかぶせた金属が関係している場合があるからです。
他に金属が関係している可能性がある病気は、
異汗性湿疹(いかんせいしっしん:手足に小さい水ぶくれがたくさんできて、赤みとかゆみをともないます。これも水虫とよく似ています)
扁平苔癬(へんぺいたいせん:手の甲や四肢に紫色で表面がツルツルした少しもりあがる皮疹ができ、頬の粘膜に白い網目状の症状や唇が全体にただれたりします)
などです。
少し前ふりが長くなりました。
今回は、金属ではなく、むし歯が関連する皮膚病についてです。
月: 2007年12月
おへそのまわりが急に痛くなって、皮膚も赤くなった。おへそから水や膿がでる。
おへそのまわりが急に痛くなって、皮膚も赤くなっている。
おへそから水や膿がでる。
年齢が大切です。
20―30歳代であれば、尿膜管遺残(にょうまくかんいざん)を疑います。
食物アレルギー(3) 誤食
食物アレルギー(2) どんな症状が多い?
前回の記事(食物アレルギー(1) 原因ランキング)の続きです。
食物アレルギーでは、どのような症状が多いか?
食物アレルギー(1) 原因食品ランキング
食物アレルギー 原因食品ランキング
日本アレルギー学会秋季大会のシンポジウムで取り上げられた「食物アレルギーの最近の動向」という記事がMedical Tribune誌に出ていました。卵や乳性品を食べたら体中にかゆい発疹が出る方がいます。カニやソバなど、他にも原因となりうる食品はたくさんあります。いったい、ランキングはどうなっているのでしょうか?