以下の質問をいただいた(原文を改変してます)ので、調べてみました。
化粧品が合わず 金属パッチテストをしました 。
●スズ
●白金
●イリジウム
●クロム
から、反応が出ました
化粧品の成分を見ても 、金属の名前そのものは出ていません。
気をつけたほうがよい成分があれば教えて下さい
また酸化チタンや酸化鉄やタルクなどが 配合されてる事がほとんどですが
注意した方がよいでしょうか?
肌に合う化粧品が見つからないと自分で判断してますが 、そもそも顔に金属アレルギーは
起きるものでしょうか?
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敏感肌
まぶたがかゆい
月: 2009年6月
コダクロームが生産終了
今朝の新聞に出ていました。フィルムを使わなくなってから何年も経ちます。でも、なんだか寂しいニュースです。
皮膚科は、自分の目による診断が仕事の多くの部分を占めます。診断が難しい患者さんや教育上重要な病気については、患者さんの了解を得た上で写真を撮らせてもらいます。あとで複数の医師の意見を聞くためです。皮膚科の研修を始めた医師にとって、最初に習得しなければいけない技術の1つが写真を撮ることです。皮膚科の研修医の頃、形成外科の必須3Cというのを聞いたことがります。
コンピューター、カー(車:出張多いので)、カメラ・・・皮膚科も一緒です。
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尾てい骨のところがカサカサする。硬くなっている。皮膚が割れて痛い。
尾てい骨のでっぱったところの周囲、あるいはそのちょっと下(肛門より)、お尻(臀部:でんぶ)の割れ目の一番上のあたり・・・・がカサカサして、皮がむけている。痛くもかゆくもないが、少し硬くなっている。硬いところの真中あたりが縦に割れて痛む。
こんな症状で受診される方が結構います。多くは高齢者です。
臀部慢性苔癬化皮膚(でんぶまんせいたいせんかひふ)とか臀部苔癬様角化(でんぶたいせんようかかく)などと呼ばれることがありますが、何のことはない、ようするにタコ(胼胝:べんち、たこ)です。
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ヒメカメノコテントウ きゅうりについたアブラムシを食べにきてくれた?
体にまん丸い発赤が1個出て、だんだん拡がってきた。体もだるい。
肩や体に直径30cmほどにもなるまん丸い発赤(ほっせき)、または輪のような発赤が出て、だんだん大きくなってきた。発赤はほとんど症状がない。体がだるかったり、筋肉も痛む。
最近、山や森に入ったことはありませんか?
丸い、あるいは輪のようになった(環状:かんじょう)発赤の中央にダニが喰いついていたことはありませんか? ライム病という病気があります。
突然かゆみのない輪のような発赤がでたときに最初に疑う病気は、ライム病のほかに膠原病のシェ-グレン症候群とSLEのお母さんから生まれた赤ちゃんにできる皮疹があります。シェーグレン症候群はせいぜい大きくても10cm以下で、たくさんできることもあります。輪の周囲がかさかさしている場合は白癬(はくせん:水虫)もあります。
今回はライム病について。
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庭にいたガガンボ
急に関節が痛くなって、熱が出て、スネに虫刺されみたいな赤い発疹が出た。押すと痛い。
足のむくみに対するマッサージは?
前回、前々回からの続き。
足のむくみについては、まず、むくみの原因、腎臓や心臓や甲状腺の病気、リンパ流の流れを邪魔する障害物がないか(お腹のなかに腫瘍ができていないか)などの診断が一番大切です。治療はまずは弾性ストッキングや弾性包帯を勧めます。手術後の腕、下肢のむくみに対して弾性ストッキングや包帯を購入したときは、領収書をとっておいてください。医師の証明があれば療養費として全額もどってきます。6ヶ月ごとに新しいものが買えます(金額の上限も結構高いです)。
必要書類はこっち
リンパ管は先端が開いていて、水を吸うとすごい速さで付け根まで到達します。むくみに対するマッサージが本当にリンパ流を改善しているのかよくわかりません。
それでもマッサージをするなら、少なくても筋肉より浅い脂肪あたりに水がたまってむくんでいるようなら、有効かどうか自信はありませんが・・・さんざん言い訳を書いておいて、どうせするなら・・・
1.足の裏や足の甲(背)は外側から内側(土踏まず)に向かう方向にマッサージする。
2.次に足の甲の親指と内クルブシを結ぶラインに沿って上へ向けてマッサージする。
3.スネは前も後もスネの内側やや斜め上に向かうようにマッサージする。
4.アキレス腱やスネの後外側は膝の裏に向かう方向に向けてマッサージする。
5.膝の内側から太ももの内側、そして脚の付け根(ソケイ)にむけてマッサージする。付け根をさわると、ドクンドクンと拍動を触れるのが大腿動脈(だいたいどうみゃく)です。この動脈の周囲に下肢全体から集まったリンパ管が走っています。リンパ節もここに集中しています。
2,3、5のルートは大伏在静脈(だいふくざいじょうみゃく)という太い静脈が走っている場所です。膝から下の浅い部分からの静脈も多くはこの静脈に流れ込みます。
いい季節です ワイン ガスランタン シメサバ 宇宙創成
足からのリンパの流れ(足底からのリンパ流は膝を通るのか?)2
前の記事からの続き。
なぜ、足からのリンパは膝の裏のリンパ節を通らないのか?
ちょっとくだらない観察をしてみました。虫に刺されると強く反応しやすい子供などは、刺されたところから赤み(アレルギー反応)がリンパ管に沿って上へ上へと線のように伸びます(リンパ管炎といいます)。つまり、足の裏からのリンパの流れが目でみえるのです。
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面白いことがわかりました。
ミツバチがもどってきました
足からのリンパの流れ(足底からのリンパ流は膝を通るのか?)1
足の痛みやしびれ
足は皮膚科で一番よく見る部位かもしれません。水虫、イボ、ホクロ、血行障害など。そんな皮膚の異常で受診された患者さんに(ついでに?)しびれや痛みについて聞かれることがあります。整形外科をお勧めするのですが、どんな病気があるか、ごく一部まとめてみます。言い訳を先にしますと、足の痛みやしびれをおこす病気はたくさんあります。あくまでもここで書いた病気がすべてではありません(念のため)。心配な方は是非お近くの整形外科へ。良く参考にさせていただくサイト:足と靴の医学 / 整形外科医師 : 町田英一
家の中にいたカミキリムシをクローバーの葉の上に