二日目
今朝は、8時からの・・・と予定表にはあった・・・皮膚科の症例検討会とミニ講義(ground round)から開始。病院は去年新築、病院名には大統領だったレーガンの名前が頭についてます。病院だったところは研究所になりました。なぜ病院が新築されたかというと耐震性が問題になったようです。「俺たちはいいのか?」という研究所の先生の意見も。
さて、5分前に着いたのですが、指定された会議室では他の科の検討会が行われていました。こっちでお世話になっている先生も直前に来ましたが、他にはだれも来ません。他の科の会も終わりません。
廊下で待つのも疲れるので、建物に1箇所あるエレベーターホール前の椅子で待ちます。
たまにドアが開いて、掃除の方、警備員、?の方などが降りていく。
待つこと30分。エレベーターのドアが開いて、白衣を着たモデルのような美女の一群が出てきました。一緒に待っていた彼と顔を見合わせてうなづく。これだ、きっと。
新病棟
白衣の軍団(医者)の後には主任教授、臨床教授(開業の先生)、研修医、学生、そしてなぜかかなりお年を召した感じの方が数名続く。その後について会議室へ。簡単な朝食が準備されていて、それを取って席へつく。まずは症例検討会(診断や治療が難しい患者さんについて、みんなであれやこれや言って、方針を決めていく会)から。臨床写真(皮膚病の状態が写っている写真)がスクリーンに写され、主任教授が病歴と病理レポート(皮膚を一部とって組織検査に出したものを病理医が所見と診断をまとめたもの)を紹介し、質問と意見が交換される。お年を召した方々もどんどん意見を述べられる。OBだろうか?近所の開業の先生かも。もしそうならいいですね。こういうシステム。
ただ、病理の写真が出ない中で診断が確定していくことに違和感がありました。日本と違うところです(日本のシステムの方がいいかも)。
症例検討のあとは、ミニ講義です。研修医の4年目?が担当します。日本では上の先生がやることが多いのですが、若い人にやらせるというのがミソです。勉強になるんですね。本人は大変ですが(うちの皮膚科でも若い人にやってもらってます)。
今日のお題は、「栄養素と皮膚疾患」。まず、なぜこの題なのか・・・から始めます。1.患者に皮膚に良い食べ物は何かと聞かれることが多いから(納得)、2.(忘れました。すいません)、3.研究対象になりうる領域が残っていないかという検証のため、・・・・うまい。指導医の受けがよくなる項目ですね(ワンパターンなのかもしれません)。よく調べてありました。終了時には恒例の拍手とお褒めの言葉たくさん。このお題ちょうだいして、いつか書きます。
検討会終了後に身分証を作りにセキュリティーセンターへ。時間がかかりましたが、立派なネームカードをもらいました。研究室にもどったら担当教授が写真の写りを誉めてくれました。
午後は彼と顕微鏡をのぞいて終了。雨の中をホテルに帰りました。
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