皮膚にはシワができます。たとえば目じりやおでこには横方向にシワができます。シワは普通、皮膚の直下にある筋肉の流れと直角に走っていて、皮膚の線維の向きを示しています。口の周りには輪のように筋肉があります(口輪筋)。ですから口の周りには放射状にしわができます。おでこの筋肉は縦方向に流れています。このしわの方向が大切になるのは、皮膚の腫瘍を取るときです。小さいほくろなどは丸く繰り抜いて縫わないでそのまま置いておく、という手術法をとりますが(そのほうが丸く自然に縮んで、ニキビ後のような点の傷になり、線の傷より目立たなくなります)、大きい場合は紡錘型に切って縫います。線の傷になります。このときこの紡錘型の長軸の方向をシワの方向に合わせます。そうすると傷が目立たなくなるのです。
わさびの花が咲きました。おひたしで。
シワができにくい場所でも、この方向は簡単に調べられます。
ちょっと皮膚を人差し指と親指ではさんで、皮膚を寄せてみるのです。間を5-6cm開けてね。
指と指の間に平行に細かいシワがたくさんできたところが、シワの方向です。
たとえば左腕(前腕:ぜんわん・・・手首と肘の間)でやってみます。いろいろな方向やってみると、親指側から小指側にかけて斜めにシワが走っているのがわかります。
皮膚の腫瘍を取ったことがある方は、手術前に指で腫瘍をつまむ行為をしていたのを覚えているかもしれません。皮膚を丸く繰り抜くと、緊張のある方向に引っ張られて丸い穴は楕円形になります。この楕円形の長いほうの向きがシワの方向に一致します。このシワの方向を割線(かっせん)といいます。まず普通のワープロでは「かっせん」・・・「割線」と変換されません。われわれは何気なく使っているけれど、一般の方にはなじみのない言葉だということがわかります。
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ブログやっとみつけました.アクセスがすごいですね.どうやってアクセスを伸ばしているのですか? 秘訣があったらこっそり教えてください.
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私のブログへ訪問,コメントしていただきありがとうございます.
このブログを見つけだすのは,ほんとうにむずかしかったです.タイトルそのままでしたね.ぜんぜん違う人のブログをそうじゃないかと思ったりしていました.