私の業界では秋はたぶん1年で一番忙しい季節です。
研究会や学会がほぼ毎週のように日本中のどこかで行われており、さらに国が用意した研究費の競争的な獲得にむけての申請時期が重なります。審査する方の目に留まるように練った計画書を作らなければなりません。なぜか依頼原稿の締め切りも重なります。
思えば昨年の今頃はロサンジェルスにいました。時の経つのは早いものです。
コリアンダーの芽がでました
今週末にあった研究会のあとで昔(もぐりで)いた癌専門の病院のレジデントが集まる恒例の同窓会に出ました。宴会の途中に近況報告がありました。3年の研修を終えて地元の大学にもどった若いOBもいます。どんなところでも都会と同じような診断と治療を受けられるようにシステムを作り、若い先生たちをどのように巻き込むか(興味を持ってもらうか)努力しているといった話が続きました。なんだかジーンとしてしまいました。若い先生たちのテーブルにはNHK大河ドラマの若い侍集団のようなエネルギーを感じたのです。