昨日同僚より教えてもらいました。
みずいぼ(ミズイボ、水いぼ)(伝染性軟属腫:でんせんせいなんぞくしゅ)は小学校低学年までによくできるウイルス感染症です。プールが始まるこの時期になると、病院で取ってもらってくるように言われたり、ご両親が心配して事前に連れて来られることが多くなります。つまんで取りますから痛いですし、血も出ます。病院や白衣がいっきにきらいになります。
イボをとるときの痛みを軽くするテープが今月保険適用になりました。
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月: 2012年6月
ワインと皮疹と「舟を編む」
マクロからミクロ ミクロからマクロへ
経済の話ではありません。
皮膚科の診察は、まず皮疹を目で見ることから始まります。
次に最近はダーモスコピーという偏光レンズ拡大鏡を使って細かいところを見ます。
診断が難しく、もしかしてほおっておいてはいけない病気の可能性はあるが、目で見ただけでは診断が難しい場合は、皮膚を一部切り取って顕微鏡検査にまわします。切り取ることを生検、取った組織をホルマリンで固定して、薄くスライスし、色をしみこませ顕微鏡で観察します。病理検査といいます。
さらに診断が難しいときは、電子顕微鏡でもっと細かいところをみれるようにしたり。組織や血液からDNAを取り出して分子生物学的に解析します。
マクロからミクロへの動きです。
どんどん拡大を上げて細かいところを見てゆけば、より物事の本質に迫れるかもしれない。これは事実です。でも離れて見たほうが意外と本質が見えることがあります。
コリアンダー(パクチー)の花 ベトナム麺 ホーのために栽培中
三つ葉の花
項(うなじ)に赤いあざがある
70歳前後の方の項(うなじ:後頭部)の髪の毛をかき分けたときに、ぽわーと赤くなっているのに気づいたということで、相談されたことがありました。赤いアザです。ウンナ母斑といい、多くの赤ちやんにあるアザですが、ほとんどは自然に消えてしまうと習いました。
「赤ちゃんのころからあったはずだよ。消えなかったんだね。」。でも、ご本人は若い時には気づかなかったと言います。
「70年間気付かずにいたんだね。見えにくいところだからね。」と説明したことがあります。実はまちがっていました。
一度消え、また現れるアザ: 東京医大皮膚科の三橋先生の論文より
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路地に生えるイチゴ。今年はなぜか甘いがけっこうナメクジに食べられてます。泥とナメクジ予防(になるか?)の牡蠣ガラ。
いろいろな虫が出てきました アスパラガスの花になにかの幼虫
今年も山椒にアゲハの幼虫
木いちごにヒメウラナミジャノメ