製薬メーカーはたくさんの物質を作ってそれが治療薬になるかどうかスクリーニングを行い、動物実験をし、有効性と毒性をチェックし、次にヒトで試します。ほとんどすべての物質は目的とする役目を十分はたせないか、副作用の問題で日の目をみないで消えていきます。でも予想外の副作用が主作用になって世の中に出てくることがあります。昨年認可された薬剤にまつ毛を濃くする外用剤があります。この薬は本来緑内障のお薬として開発されました。
グラッシュビスタR
アニー べたなストーリーですが、泣けて笑えて心が温まります。また1つすばらしいミュージカル映画ができました。おすすめです。
月: 2015年1月
爪の周囲が白くふやけて割れて痛い・・・絆創膏皮膚炎
今まで何度も記事にしたテーマですが、結構患者さんが多いのでもう一度まとめておきます。
手荒れなどで指先が乾燥して割れ始めた・・・痛いのでばんそうこう(特に塩化ビニル製:よくある茶色で穴がいっぱいあいているやつ)をはっている・・・白くふやける・・・どんどん割れ方がひどくなってきた・・・皮膚が白くふやけた後は、乾燥がひどくなります。割れてきます。(むれやすい)絆創膏によってふやけたことによる悪循環が起きていると思います。
絆創膏皮膚炎(ばんそうこうひふえん)という病名を勝手に考えてみました(もちろん世の中のどの書籍にも載っていないと思います。たぶん。)。
関連記事
手足のあかぎれ
絆創膏のはり方
踵が割れて痛い(冬の皮膚病)
かかとが割れた、指先が割れた
今年も1か月が過ぎようとしています。このようなスピーチを時々聞くと自分に少しムチが入ります。
「思うは招く」Hope invites | Tsutomu Uematsu | TEDxSapporo
肝臓の検査をしたほうがよい皮膚症状とは?
皮膚は内臓の鏡、などという言葉があります。デルマドローム(内臓疾患と関係する皮膚の症状)という単語もあります。皮膚科の教科書にも肝臓の病気と関係した皮膚疾患がたくさん書かれています。また、Web上の相談サイトなどでも、さまざまな皮膚症状についての質問について「肝臓を調べたほうがよい。内科でみてもらってください」というようなコメントも少なくありません。でも、私の経験では、一部の皮膚疾患を除いて、特に今まで肝臓の異常がない方で肝臓の異常を疑って血液検査を行う必要のある方はかなり限られると思います(あくまでも個人的な経験に基づく印象です)。
関連記事
手の平が黄色くなった
お酒と肝臓と皮膚
ツツガムシ病
生ハムほぼ完成 雪の下になっていたルッコラは甘くて苦味もなく美味であることを発見