前の記事で、乳児期からピーナッツを食べさせたほうがピーナッツアレルギーになりにくいという研究を紹介しました。
ピアスでかぶれる方がいます。金属アレルギーの原因はニッケルやクロムが多いですが、貴金属でかぶれる方もいます。
以前から、歯に金属が先に入っている方はピアスによる金属アレルギーになりにくいという話があります。
そこで何年か前からピアスでかぶれる(ちゃんとした?金属アレルギー)方に「歯に金属はいってます?」と聞いています。かなりの確率で「虫歯で歯医者に行ったことはありません。」という返事が返ってきます。最近は調子に乗って「これまで歯医者に行ったことないでしょ?」と聞いています。
先に口の粘膜から金属が吸収されていたほうが金属のアレルギーになりにくいのでしょうか?わかりません。でも、粘膜吸収とアレルギーの予防との関係は興味があります。医学用語では免疫学的寛容といいます。
かみさん作
月: 2015年3月
赤ちゃんの早い時期にいろいろ食べてしまったほうがアレルギーになりにくいのか?
生後11か月までにピーナッツを食べ始めた群は5歳まで食べなかった群より5歳時点でのピーナッツアレルギーが少ないというリポートが今月の初めのThe New England Journal of Medicineという医学雑誌に出ました。早く食べ始めたほうが食物アレルギーになりにくいということでしょうか?
記事名:Randomized Trial of Peanut Consumption in Infants at Risk for Peanut Allergy
手荒れ 利き腕ではないほうの手のほうが症状が強い
かぶれ(接触皮膚炎:せっしょくひふえん)は原因となるものに触ってなるため、触ることの多い(よく使う)部位に一番強く症状が出ます。右利きなら右手の親指と人差し指がいちばん荒れやすい部位です。右利きなのに左手の症状が強い場合はなぜそんなことが起きるのか考えます。
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化粧品によるかぶれ
皮膚科受診を勧める口内炎
3月も半ば、春の気配がそこらじゅうに感じられます。更新が滞っています。今日のお題は「口内炎」です。
ありふれた病気であり、1個か2個で、1週間ほどで治るようなら特に心配はありませんが(うっとうしいですが)、皮膚に受診してもらったほうがよい症状についてまとめてみます。
こんな症状があったら皮膚科へ・・・
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口内炎が治らない。歯と歯茎のきわがただれている。
渡来人が持ってきたもの(ベーチェット病)