今年はスケジュールの都合で登れないと思っていました(決めつけていた)。でもすき間は(なんとかすれば)あるもんで、やっぱり行くことにしました。毎年山が怖くなる感じがします。今回は直前の出張で「凍」という小説(先週焼き鳥屋さんでもらった)を読んだのでよけいに山が怖くなりました。山登りも川下りも最中はなにかをボーと考えていることが多いのですが、山は一つのツマヅキが滑落につながるので、去年からは危ない個所は靴を置く場所を意識して余計なことを考えずに足元に集中して登り、降りるようになりました。
今回は天気に恵まれました。幸い患者さんもなく、診療所に置いてあった又吉さんの「火花」を読んで1日が終わりました。
ちょっとやりすぎだと思ったのですが、アブに喰われながらかなり無理な姿勢で撮りました。ここ2年はiPodしか持ちません(元写真部としてはどうかと思いましたが、録画してあった夜タモリで篠山紀信がiPhone?を使っていたのですごく安心しました。ところで、この人何歳?でしょう。私は中学生の頃から尊敬してました)。しかし、心配していたとおりコマクサを撮影中に岩にぶつけてジャミ(家内に教わったのですが表面のガラスにヒビが入るのをジャミジャミというのだそうです。私のiPodのヒビは2か所なのでジャミです)
一句 ”想い出を拾いつついく山の路”
月: 2015年7月
お腹のしわの間が赤くなってただれている 腰の曲がったおばあちゃん
暑い日が続いています。蒸し暑い時期には皮膚と皮膚のくっつく場所がただれる方がいます。おっぱいの下やおへそのしわの間などです。間擦疹(かんさつしん)といいます。他に可能性のある疾患はカンジダ症です。薄い膜が浮いていたり、周囲に赤い1-2㎜のぶつぶつが目立つ場合はカンジダがついている場合があります。
暑くなりそうだったので涼しいうちに川へ
他の船もちらほら
近所の市営球場で母校が出る試合があることを知って急遽応援に 9回表で4-4
残念ながらベスト8には進めませんでしたが、良くやりました。泣きながらベンチにもどる選手や眼を真っ赤にしている応援席の方を見るとこっちも涙が出そうになりました。球場の出口で自転車に乗ろうとしたら、知らないおじいさんに声をかけられました。「高校野球はいいねぇ。元気をもらえる」「そうですね」と答えたら「医者にかかるより元気になるな」 球場も暑かった。
イミテーションゲーム
今年の春ごろに封切られた映画です。第二次世界大戦のときにドイツ軍の暗号を解き明かして戦局を一変させた天才数学者のお話です。とても感動的な(あるいは人間の愚かさをしみじみと感じる)映画でした。数学者の名前はアラン・チューリングといいます。
映画を見てからしばらく経ったころ、書店(わが町には大きな書店がたくさんあるのです)でイミテーションゲームとチューリング関連の本を集めたコーナーがありました。そこでやっと気づいたのです。前にこのブログで紹介したコンピューターの基礎理論を提唱した人の話だったんだ、と。
イミテーションゲームのフィクションとノンフィクションという題で近藤先生が記事を書いておられます。おすすめです。
このブログも始めてから8年が過ぎましたが、拍手の多い記事と少ない記事の違いがどこにあるのか、書いてる本人には全くわかりません。文献をきっちり読んで苦労してまとめた自信作でも拍手はまばらです。もしよろしければご覧ください。
皮膚の模様ができるわけ(事件は現場で起きている)チューリング理論
頭がかゆい
頭(髪の毛が生えているところ、被髪頭部ひはつとうぶ)がかゆい、ふけが多い、皮膚がごわごわしていて固く、感覚がにぶくなっている(触るとななにか膜で覆われているような)。中高年の男性。顔や首には皮疹はない。
脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)・・・いわゆるフケ症と診断されることが多いと思います。でも個人的には洗髪に用いるシャンプーや洗い方に原因があるのではないかと思っています。今回の記事は、ごくごく個人的な意見であり、特に公的に認められている意見ではありません(為念)。
関連記事:
頭がかゆい(子供)
髪の毛に白い小さいかたまりがたくさんついている。子供。シラミ?
台風が去って急に暑くなりました。今年3回目の犀川。川の途中でカヤックを降り、浅瀬を少し散歩しました。蝉の声を今シーズン初めて聞きました。夏が来たね。
雨のあとは川がきれいになります。犀川本流にも美しいバイカモが。花も少しついていました。
難病指定
今年の1月と今月、医療費の負担が減る(公的扶助が受けられる)疾患(難病指定)が増えました(所得によって個人が負担する金額は変わります)。皮膚科で診る疾患を抜粋してみました。該当すれば申請すれば医療費が軽減する可能性があります。「難病」という名前がついていますが、治りにくい、あるいは治る見込みの少ない病気はたくさんあります。規定されてる「難病」の定義は、単に「治療が難しい病気」というという意味ではありません。医療費がうなぎ上りに増えている中で、公的な援助が必要と思われる疾患を支えられる範囲で(まだまだ援助すべき疾患はあると思う)指定したという感じでしょうか。何らかの公的援助が必須なのに難病指定されていない病気のいくつかが追加になりました。患者さんにとってはよいことだと思います。 追加された疾患をまとめてみました。昔から通っている患者さんに説明しないといけないですね。
金土と大阪で皮膚がんの学会に出席しました。座長1件、発表5件。なんとか乗り切りました。今日は家族に誘われて紫陽花で有名な地元のお寺を2つまわりました。石碑に「紫陽花や薮を小庭の別座舗」芭蕉。