暑い日が続いています。当地だけでなく近隣の町にも大雨警報が連日出ていますが、私の居住する地域にはこのところ全く雨が降りません。2週間以上降っていない印象です。さて、夏は皮膚にトラブルが起きやすい季節です。個人的な印象では昔ほど皮膚疾患に季節感がなくなった感じがしますが、大学病院という特殊なところで患者さんをみているからかもしれません。
安易ですが、これまでに書いた記事の中で夏に多い疾患をまとめておきます。虫と感染症です。
昨日は美しい夕焼けでした
エバンゲリオン展を見てきました。TVも映画も見ていないのでわからない部分も多かったのですが、映像を作る大変さは伝わりました。
1.虫刺され・・・今年は多い感じがします。自分自身もたくさんさされています。耐性ができていてあまりひどいことにはならないのですが、先週は腰回りをたくさんさされてかなり腫れてつらいことになりました。自分にとっては新しいタイプの虫にやられたのかもしれません。
・同じように虫に刺されても家族内で症状の程度に差があるわけ(なぜ行楽地で刺されると症状が強く出るのか?)
・刺された時の状況と症状で虫の種類を推定できるか?
2.ハチ(蜂)・・・これからがシーズンです。
・ハチに刺された。さてどうする?
3.手足口病・・・夏に多いウイルス疾患です。今夏は流行しているようです。小さいお子さんに脳炎を起こすことがあるので注意が必要です。手足口病の出始めは1㎜以下の小さい赤いぶつぶつが手の平や舌に出ます。ピリピリ痛むのが特徴です。その後赤いぶつぶつは白っぽくなってきます。ウイルスはかなり長期間便にでます。
・手足口病について
4.とびひ(伝染性膿痂疹)・・・鼻の出口や腋や胸腹部部などにじくじくした皮疹が増えてきます。汚いカサブタ(痂皮)や薄い皮膚の膜、水疱をともないます。ブドウ球菌や連鎖球菌でおきますが、黄色い膿をもつというイメージはなく、むしろ透明な水がたまったり、染み出てきます。下着が黄色く汚れます。早めに病院にいったほうが良いと思います。どんどんうつっていきますので。
・とびひについて