爪の水虫(爪白癬、つめはくせん)はなかなか治しにくいタイプの水虫です。
長い間、爪白癬はイトラコナゾールやテルビナフィンの内服で治療してきましたが、この数年の間にしばらくぶりに新しい薬が出てきました。1つは塗り薬(外用薬)のトリアゾール系薬エフィナコナゾール(商品名:クレナフィン)とルリコナゾールの高濃度製剤(商品名:ルコナック)です。もう一つは飲み薬(内服薬)のホスラブコナゾール L-リシンエタノール付加物(商品名:ネイリン)です。関連の講演会を何回か聞く機会があったので2019年3月31日時点の状況をまとめてみました。何回かの講演内容を参考にしていますが、この記事に間違いがあれば私に責任があります。