手の平や指に小さい水疱(すいほう)ができた

手の平や指の側面に小さい水疱(すいほう)ができる。そのうちに丸く白くむけてくる。
考える病気は以下です。
1.あせも(汗疹:かんしん、異汗症:いかんしょう)、異汗性湿疹:いかんせいしっしん
2.かぶれ(接触皮膚炎:せっしょくひふえん)
3.手の水虫(みずむし、白癬:はくせん)
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皮膚科に来ていただいたときにうかがう質問や検査は以下です。
1.検査:まず、水虫の検査。
浮いた白い皮膚、あか(落屑:らくせつ、鱗屑:りんせつ)をピンセットでとり、スライドガラスの上にのせ、上からKOH溶液をかけ、1-2分待つと、すぐ結果がわかります。皮膚科の専門医なら目でみてわからないのか、と聞かれそうですが、目で見てわからなことも少なくないのです。足でないから、赤くないから、水疱があるから、かゆいから、かゆくないから、急にできたから・・・などなど、水虫の場合もあるし、ない場合(異汗性湿疹)もあります。つまり、まったく水虫の診断に役立たないということです。
次に、
2.金属アレルギーがないか?
3.歯周炎がないか?
4.持病はないか?
5.飲んでいるお薬はなにか?
6.お仕事は?
2-6は、異汗症、異汗性湿疹の原因になります。特に歯周炎(ししゅうえん、しそうのうろう)は最近原因として注目さています。
余談:医療関係者の使用しないパソコンで、「すいほう」と打つと、「水泡」に変換されます。医学用語ではヤマイダレの「水疱」を使います。体にできる水ぶくれという意味です。
治療は次へ、

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