先週末は医学教育のためのセミナーに参加しました。泊まり込みでした。ジャンケンで選んだ課題に沿って、半年間のカリキュラム、評価法(試験など)を数名のグループで作り上げ、発表と批評を繰り返すワークショップです。行くまではあまり興味がありませんでしたが、楽しかったです。久しぶりに脳みそが沸騰しそうになりました。普段の脳がかなり手抜き状態になっているのがはっきりとわかりました。
息子のお土産 自分も7月末に見に行きました。ゆっくり見ることができるちょっと遠い位置より鑑賞しました。他の展示作品もよかった。オランダが東インド会社で栄えた実質数十年の間の奇跡たちです。
カテゴリー: 雑記帳
古い教科書
電子書籍を作ってみた
夏休みです。カヌーイストの野田知祐さんの真似をして晴漕雨呑(晴れた日はカヌーを漕ぎ、雨の日はお酒をいただく)でいこうと思ってましたが、さすがに昼間から飲むわけにはいかず、熱い日中は暇なので(庭の草取りを含め、本業にもやるべき仕事はたくさん残っているはずですが、一応夏休みということで)、以前より興味があった電子書籍というものにチャレンジしてみました。とにかくこの休み中にアップすることを目標にしたため、まずは書けた分だけ公開することにしました。内容は皮膚科に実習に来る学生さんや研修医にむけての老婆心からでたアドバイスです。当然無料です。このサイトに来られるかたは一般の方が多いと思いますが、興味があればご覧ください。少しずつ充実させていく所存です。
アクセスが100万を超えた
ワインと皮疹と「舟を編む」
マクロからミクロ ミクロからマクロへ
経済の話ではありません。
皮膚科の診察は、まず皮疹を目で見ることから始まります。
次に最近はダーモスコピーという偏光レンズ拡大鏡を使って細かいところを見ます。
診断が難しく、もしかしてほおっておいてはいけない病気の可能性はあるが、目で見ただけでは診断が難しい場合は、皮膚を一部切り取って顕微鏡検査にまわします。切り取ることを生検、取った組織をホルマリンで固定して、薄くスライスし、色をしみこませ顕微鏡で観察します。病理検査といいます。
さらに診断が難しいときは、電子顕微鏡でもっと細かいところをみれるようにしたり。組織や血液からDNAを取り出して分子生物学的に解析します。
マクロからミクロへの動きです。
どんどん拡大を上げて細かいところを見てゆけば、より物事の本質に迫れるかもしれない。これは事実です。でも離れて見たほうが意外と本質が見えることがあります。
コリアンダー(パクチー)の花 ベトナム麺 ホーのために栽培中
三つ葉の花
今ブリスベンに来ています。
黒 茶 青 皮膚の色
写メ
今日は良い天気です。やっと春らしくなりました。昨日は非常に寒く、朝駐車場のフェンスにツララができていました。
さて、皮膚科の診療に欠かせないのがカメラです。皮疹の時間的変化をみるときや、複数の医師で診断や治療について相談するときに必要です。以前はスライドフィルムを使用して撮影していましたが、10年ほど前からデジカメを使うようになりました。
デジカメが出てからの変化についてちょっと振り返ってみます。
5年
ブログを始めて5年が経ちました。月に3-4件の記事を書くのが精一杯でしたが、無理をしなかったので続けられたのかもしれません。多くの方が見に来てくださり、拍手やコメントや質問をいただきました。感謝です。
ここ2-3年は「よくある皮膚の病気」のネタ探しに苦労しています。そのため、学会や雑誌などでネタになる話題がないか注意するようになりました。結果的には自分にとってとても勉強になっています。
また、途中から写真を一緒に載せるようにしました。なるべく季節感のあるものをと考えているので、小さな庭をくまなく見て、小さな変化がないか探すようになりました。良い写真が撮れたときは、写真を載せたいために記事を書くというようなこともありました。
記事も写真も、ネタ探しが楽しくなりました。これからも、こんな感じでだらだら続ける所存です。
今後共よろしくお願いいたします。
ネタください。