爪の下や指の先端の皮膚にシコリができて盛り上がってきた。
全体がけっこう硬い。根本が少しくびれている。
表面は足のかかとのように硬く、タコやイボのようだ。
久しぶりにお餅。大根おろし、ごま、きなこ。
カテゴリー: よくある皮膚の病気
軟膏、クリーム、ローション
完全に年末です。ここまでくるともう開き直りです。
さて、先週末、外来患者さんが途切れたときにふと近くの本棚をみたら薄い冊子が目に留まりました。
メジカルレビュー社というところから出ているClinical Derma 2010 No2という冊子です。
中をみたら東京逓信病院薬剤部の大谷先生の記事がでていました。外用剤の使用上の問題点などについて熱心に調べている先生です。いつも勉強になります。今まで書いたこのブログの記事のなかで訂正が必要な部分もありましたので。今回はそれについて。
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親戚から送ってもらったカキ。食べた後にお礼の電話をしたら、「えー。生で食べたの?」と言われてしまった。でも大丈夫でした。おいしかった。
亜鉛について
この間、外来でいろいろお話を聞いていたら、健康のために(不足がちになると心配なので)健康食品の亜鉛製剤を飲んでいるいう方がいました。確かに体の活動には鉄や銅や亜鉛などの微量な金属が必要です。でも用もないのに摂りすぎるとまた別の問題が起きてしまうかも。
赤ちゃんの背中の一部に濃い毛が生えている
毎週1回、その週に外来を受診された患者さんについて皮膚科医がみんな集まって検討する会があります。外来に来た患者さんは普通1-2名の医師で対応しますから、診断や治療に問題がないかチェックする場です。
さて、先週背中の真中の下の方(腰骨の少し上)に直径5cmほどの範囲に濃い毛が密集して生えている赤ちゃんがいました。皮膚の色は正常で、皮膚の下に少し固めのしこりも触れたようです。さて何を考えないといけないのでしょうか?3人寄れば(失礼)、いろいろな意見が出てためになります。
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顔を洗ったあとに鼻水とくしゃみと顔にじんましんが出るようになった
日本皮膚科学会雑誌の最新号に3名の患者さんの記事が出ていました。島根大学皮膚科(千貫先生)からの報告です。
ある石鹸を使い始めて1ヶ月から半年後に洗顔後から涙、鼻水、まぶたや顔の赤みや腫れ(じんましん)などが出るようになったようです(症状の組み合わせは患者さんごとにそれぞれ)。しかし、お話はこれで済まず、顔があかくなるようになって1―3ヵ月後、小麦製品を食べてから(運動して)まぶたのむくみや全身のじんましん、呼吸困難などが出るようになったそうです。
小麦成分のグルテンを処理した成分である加水分解小麦によるアレルギーだそうです。
厚生労働省の医薬食品局からも注意報が10月に出ています。
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手が冷たい
寒くなってきました。この時期はしもやけ(凍瘡、とうそう)やかくれていた血行不良が出て受診される方がいます。しもやけはあまり見ないせいか、割合診断がむずかしい病気です。
さて、今回はちょっと注意が必要な症状についてです。昔の記事でも触れた内容です。
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妊娠初期、特に20週ぐらいまでの間にお母さんがミズボウソウ(水痘:すいとう)になると先天性水痘症候群といって生まれた赤ちゃんに奇形がでることがあります。問題が起こる率は12週までの早期で0.4%、13週から20週までは2%だそうです。20週以後にかかった場合は(出産直前を除いて)問題はおきませんが、赤ちゃんが1歳未満で帯状疱疹になるようです。
妊娠早期に妊婦さんが水痘になったときに抗ウイルス剤を使用したときに生まれてくる子どもへ影響はどうなのか?最近帯状疱疹に関する講演で先生が最新の論文を紹介されていたので、ちょっとみてみました。
Pasternak,JAMA. 2010;304(8):859-866. doi:10.1001/jama.2010.1206
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