昨年9月の公開ですが、メラノーマについて一般の方向けの説明サイトを監修しました。
30年分のメモ帳です。あっという間でした。断舎利難しいです。
1990年のメモ帳の裏表紙には買ったばかりのNECのノートパソコンを使う時のコマンドプロンプトが。ハードディスクの容量も1Mちょいしかありませんでした。今なら写真1枚も入りませんね。
記事は皮膚科専門医が書いていますが、皮膚の悩みはぜひお近くの皮膚科専門医に相談してください。記事についての質問やコメント、希望するお題などがあればご連絡ください。(2007・3開始、2016・5当サイトへ移動)このクリニックは実在しません。
昨年9月の公開ですが、メラノーマについて一般の方向けの説明サイトを監修しました。
30年分のメモ帳です。あっという間でした。断舎利難しいです。
1990年のメモ帳の裏表紙には買ったばかりのNECのノートパソコンを使う時のコマンドプロンプトが。ハードディスクの容量も1Mちょいしかありませんでした。今なら写真1枚も入りませんね。
今回のテーマは、指にトゲなどを刺した(つまり何かケガをした)後に、赤く腫れてきた。
・・・普通はばい菌が入ったと思うので抗生剤(抗菌剤:ばい菌を殺す薬)を処方します。
・・・1週間薬を飲んでも指の赤身と腫れが治らないどころか、赤みの範囲が手の平のほうにまで広がってきた。曲げるとものすごく痛い。
・・・血液検査でばい菌が増えているサインがない(CRP陰性、白血球増えない)+レントゲン写真を撮っても何も変化がない。
指一本が赤く腫れている。曲げるとものすごく痛い。
久しぶりに仙台に来ました。朝の散歩。愛宕神社というところに来てしまいました。
仙台でのミッションを終了して東京に移動です。もうすぐクリスマスですね。
がんの治療の基本は(完全に取れると予想されるなら)取り除いてしまうことです。がんを切除するときは、がんの組織を残さないように少し離して(正常組織でがん組織をくるむように)切除します。メスを入れるときに、がんのヘリからどれだけ離したか(距離)を、よくマージンといいます。今回はマージンについて。
ESMO(欧州臨床腫瘍学会)でコペンハーゲンに来ました。7時すぎにやっと明るくなり始めました。ホテルのそばの運河です。寒いです。
壁全体がぼろぼろの布で覆われたビルがありました。写真を撮っていた方に聞いたら「Artだ、たぶん」と言われました。
メラノーマは白人に多いがんです。白人のメラノーマの原因の一番は紫外線です。なので、白人のメラノーマは顔や首、背中胸、お腹、腰、腕や下肢によくできます。しかし、日本人のメラノーマの半数は手足(特に足の裏や爪)にできます。メラノーマの部位別の発生率は白人と日本人で差はありません。白人より肌に色がある分、紫外線に強いので、白人型のメラノーマが非常に少ないので見かけ上、手足のメラノーマの比率が多くなっているということです。
さて、足の裏は日本人のメラノーマが良くできる部位ですが、その原因は荷重や外傷などの外からの刺激ではないかという考えは昔からありました。なんとなくうすうす感じていることを証明できるとすっきりします。以下の論文は、足の裏のメラノーマの発生部位を解析したものです。やはり、趾の腹から足の裏の土踏まず以外の荷重部(接地面)にメラノーマが多いことがわかりました。
昨日は皮膚の病理組織の学会で浅草橋のホテル泊でした。このあたりに宿泊するのは初めてです。そこで早朝散歩。 柳橋(神田川)を出発して大川沿いに北上します。
浅草寺まで 今日も暑くなるぞ、という予感。
帰り道 元気が出そう
日本皮膚悪性腫瘍学会で鹿児島に来ています。すばらしい講演が組まれており、とても勉強になります。個人的にほとんど診察することのない病気ですが、今後出会う可能性があるかもしれない成人T細胞性白血病に関する内丸薫先生(東大医科研)の講演で聞いた内容をまとめておきます(もし内容に間違いがあれば私の理解の問題です)
うはら皮膚科へようこそ。FC2で2007年3月にこのブログを始めてから9年が経ちました。いろいろな事情からこちらに引っ越すことにしました。
元の場所 うはら皮膚科(仮想クリニック)