アメリカ皮膚科学会から洗顔のしかたの動画が配信されています。
洗顔なんて物心がついたころからしているので、「いまさらやりかたなんてねぇ」という声も聞こえてきますが。
動画中に新しい点は特段ないのですが、”洗顔は1日2回まで”と、はっきり提言している点が興味深いと言えば興味深いかもしれません。
個人的には顔でも、手でも、体でも、なるべく石鹸は使わない(もちろんスポンジやタオルを使わない方が優先されますが)か、少な目(アワが出てくるタイプがおすすめ)が健康的だと以前から思ってましたので、こういう正式な団体からお墨付きが出ると患者さんには説明しやすいですね。
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2013年元旦
大晦日
大晦日です。
今日は年賀状に多くの時間を割きました。大晦日と関係する皮膚疾患を調べる余裕はもうないので、今年を簡単に振り返ります。
今年は、
鮭とパエリアとアレルギーという、いつもどおりよくわからない題で始まりました。
シラミとノーベル賞
クリスマスイブですが聖夜に合わないお題ですね。
シャルル・ジュール・アンリ・ニコル
1928年にノーベル賞医学生理学賞を取った先生です。
発疹チフスという病気があります。日本では長らく発症がありません。昔は軍隊や牢獄などで流行したそうです。有名なところでは1812年のナポレオンによるロシア出兵など。発疹チフスやコレラは19世紀の急速な都市化と不良な衛生環境によって猛威をふるい、民衆の蜂起の原因にもなったそうですから、感染症は歴史に大きな影響を与えてきたんですね。
さて、シャルル・ジュール・アンリ・ニコルは発疹チフスという病気が入院すると感染しにくいところから、衣類に関係すること、そして衣類に着くシラミが原因であることを突き止めました。原因はシラミ(コロモシラミ)が媒介するリケッチアという菌による病気でした。紛らわしいのですが、「発疹」が付いていない「チフス」はサルモネラによる腸の感染症です。日本ではこっちのほうが有名ですが、「発疹チフス」とは全く別の病気ですね。
ナポレオン失脚後の20年間ほどを舞台にした大ヒット作があります。ビクトル・ユーゴのレ・ミゼラブルです。今日、楽しみにしていた映画を観てきました。
泣く子、泣かない子(長男と次男)
よくある病気のネタがないので、こんなテーマになりました。
外来に入って来た瞬間に泣き始めるお子さんがいます。1歳までは無邪気にニコニコしていたのに、どこかで痛い思いをしたのでしょう。白衣を着た人≒痛いことをする、というアラームが作動するのは当然です。さらに、皮膚科でも痛い検査や治療があります。痛い治療の代表は、やはり、水イボ取りとイボの凍結治療でしょうか。でも、ときどき泣かない(あるいは涙をためて、ぐっと我慢して抵抗しない)お子さんがいます。
個人的な経験上、泣かないお子さんのなかに長男はほとんどいません。
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外国には”わきが”という病気はない?
今回の記事はまちがっているかもしれません。間違いに気づいたら削除する予定です。
以前”わきが”について相談されたことがあったので、久しぶりにちゃんと調べてみようと思い、いつもの電子教科書UpToDateをみてみました。しかし、腋の匂いを問題にした記述はありませんでした。つまり”わきが”あるいは、”腋臭症”という項はありませんでした。黒人や白人の世界では体臭は”病気”とはとらえられていないということでしょうか。香水をよく使うのは体臭を隠すためでしょうか。よくわかりません。
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今年も生ハムをしこみました(12/1)。いつもの肉屋の店先で豚肉以外の形容詞を忘れてしまい、おやじさんに何がよいか聞いたら「生ハムはロースだろう」言われたのでロースを買ってしまいました。家に帰って確認したら昨年まではモモでした。ちょっと高くついてしまった。今年は4㎏で塩漬け開始。
髪の毛がうすくなってきた お薬による脱毛
何か症状があったとき、まず最初に中毒を考えなさいというのが、北里大学の元教授、西山茂夫先生のお言葉です。なんどかこのブログでも取り上げてきました。かなり昔に聞いた(どこかで読んだ?)内容であり、自分の中で勝手に変化してないか(意味が変わってないか)ちょっと心配でした。今年の春、西山先生の直系のお弟子さんともいえる先生とお話する機会があり、上記について聞いてみましたら、間違いはないとのことでした。
例えば、(ちょっと極端かもしれませんが)
不明熱(ふめいねつ)が続いている・・・薬剤熱を考える
体中に発疹ができてきた・・・薬疹を考える
そして髪の毛が全体に薄くなってきた・・・ここ1年で飲み始めた薬はありませんか?
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今週末は東京駅のそばで会議 夕方
朝方 天気はいまひとつ
駅構内
ピロリ菌はどこから来た?
感染症と人類の大移動?シリーズ。
慢性の蕁麻疹(じんましん:1ヶ月以上続くジンマシン)は、なかなか治りません。抗ヒスタミン剤を飲んでいればおさまっていますが、やめるとかゆみや皮疹が出てきてしまうということを繰り返します。原因もほとんどつかまりません。ピロリ菌が原因になっている方が時々いるようです。
と、かなり無理矢理に結びつけて、今回はピロリ菌の伝播経路と人類の大移動について。
遺伝子の分析から、ピロリ菌もやはり、数万年前に東アフリカを出て、世界に広がったようです。
論文はちょっと古くて、こっちです。
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久しぶりに”還るべき場所”自宅で週末。K2を舞台にした山岳小説です。おもしろいです。
この状況では、焦げないよう気をつかわないといけないし、焼けたものからさっさと食べないといけないし、ワインもときどきはさまないといけないので、本はほとんど読めませんね。
紅玉のパイ
菊のおひたしとクリタケのご飯 ともにいただきもの