髪の毛が薄くなってきた・・・(2)

男性型脱毛(だんせいがただつもう、若はげ、わかはげ)にまつわるウソ
関連記事:髪の毛が薄くなってきた(1)・・・本当に効果が証明されている治療法は?
男性型脱毛は、脱毛という名前がついていますが、いきなり毛が最初からどんどん抜けていくのではないのです。最初は毛が細くなって産毛(うぶげ、ウブゲ)のようになることから始まります。毛1本の太さが10%減ってもわかりませんが、頭の一部分の毛の分量が1割減ると結構目立つようになります。
皮膚の病気に限らず、ある病気について一般に言われていることが、まったくの?である・・・なんてことが良くあります。若はげは病気ではありませんが、やはり眉唾話が多いようです。
地肌(じはだ)が油ぽい(脂漏が多い:しろう・・・地肌のあぶらが多い)と若はげになる?
血のめぐりが悪いと若はげになる?
ストレスで若はげになる?
白髪の人は若はげにならない?
fujisan

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髪の毛が薄くなってきた・・・男性型脱毛(だんせいがただつもう)の治療

男性型脱毛(だんせいがただつもう、若はげ、わかはげ)の治療
病気ではありませんが、今回は男性型脱毛(わかはげ)の治療についてまとめてみます。
医学的に効果が証明されている治療法は以下です。
関連記事:
若ハゲに関する?な話
円形脱毛症のお話
sinkansen

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授乳中でも飲める薬(皮膚科関連)

妊娠中も出産後も、さまざまな皮膚のトラブルが起きます。
赤ちゃんに与える影響を考えてかゆみを我慢し続けるお母さんも多いと思います。短い間隔での授乳でさえ睡眠不足になるのに、これにかゆみが加わったら大変です。日本では、薬を飲まなければならなくなったときに、必要以上に授乳をとめることが多いそうです。
今回は、授乳中でも比較的安全に使用できるお薬について以下のサイトを元にまとめてみました(参考:国立医療生育センターのHP・・・授乳中に飲める薬が表になっています)
なお、妊娠や授乳とお薬との関係については、新しい情報(新しい薬、新しい副作用情報)が次々と出てきますので、本ブログを含めて、古い記事には注意が必要です。必ず主治医に確認してください。PA121527_convert_20081013175813.jpg
注意:授乳中に飲んでもまったく問題ありません・・・などと説明書に書いてある薬はひとつもありません・・・今回の記事をもとに勝手に薬を使用しないでください。しつこいですが、必ず主治医の指示に従ってください。

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2008年4月からのアクセス統計

今年の4月からのアクセス統計
手の皮、指の皮がむける・・・がトップを続けている。でも、8月に書いたディフェリンゲルが新たに上位にくい込んだ。新しい記事が上位に入るとやはりうれしい。ミズイボ毒グモ尿膜管遺残ベセルナ、イミキモドも常連。個人的にはいまだに日高美奈(さんはメラノーマではない!)の記事を読んでくれて、コメントもいただけることがあって、とても嬉しい。
kesibouzu

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静脈瘤(じょうみゃくりゅう)

すね(膝:ひざから下)の湿疹やシミや皮膚のただれがちっとも治らなくて、皮膚の表面の静脈がブクブクふくれている。
・・・・静脈の逆流による皮膚炎・・・うっ滞性皮膚炎(うったいせいひふえん)
「血液の帰りが悪いみたいですね」・・・私
「血のめぐりが悪いんですかね」・・・患者さん
「血のめぐりはいいんですよ。かえりがチョット悪いかもしれませんね」・・・私

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敏感肌

・いろいろな化粧品にかぶれる・・・メーカーを変えてもダメ
・最近皮膚がかさかさ(乾燥肌)になってきた
・おでこや鼻のまわりがカサカサして、赤くなっている
・・・・というコメントをいただきました。
外来の患者さんで同じような症状を訴える方は結構います。
上記のコメントについての私の返事です。
関連記事
まぶたがかゆい
肌が乾燥してカサカサする
アカギレと絆創膏

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帯状疱疹(たいじょうほうしん)の痛みはいつまで続くのか?

帯状疱疹(たいじょうほうしん)、水痘(すいとう:みずぼうそう)については、これまでも何回か触れてきました。
体の片側に痛みと赤いプツプツが出てきた
水痘と予防接種
チョットお休みしないといけない皮膚疾患
痛い皮膚病、痒い皮膚病
本当にヘルペス?
一昨日の外来にも何人か帯状疱疹の患者さんが来ました。皮膚科担当の看護師さんが、「こんなに多い病気だとは知らなかった」と、ポツリ。
帯状疱疹は、皮膚症状が治ったあとも神経痛が続くことの多い病気です。神経痛はいつまで続くのか?「福岡ペイン2008」Medical Tribune(2008.9.4)の記事より

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ニキビと吹き出物(ニキビは何歳まで出るのか)

ニキビ(痤瘡:ざそう)にはいくつか種類がありますが、病気としての定義はしっかりしています。一方、吹き出物が何を指しているのかはっきりしないところがありますが、顔の毛穴に一致した赤いブツブツのことを言っているなら、たぶんニキビと同じものでしょう。ただ、ニキビにも、大型で化膿したニキビ、ステロイドの飲み薬で出るニキビ、お化粧によるニキビや機械油などがかかってできるニキビ、など、いろいろなタイプがあり、それぞれ症状が違います。
ニキビの実態について・・・川島 眞先生(臨床皮膚科62、673-682,2008)より
関連記事:
ディフェリンゲル(アダパレン)が発売されそうだ1
ディフェリンゲル(アダパレン)の使い方
ディフェリンゲルについての質問に対する答え

“ニキビと吹き出物(ニキビは何歳まで出るのか)” の続きを読む

ディフェリンゲル(アダパレン)の続き

使い方のまとめ
年齢:12歳以上(12歳以上でしか試験していないから12歳未満の安全性はわからない)
塗る部位:顔(外国では胸や背中にも塗っているけれど、顔でしか試験していないから)
塗り方:1日1回、洗顔後、寝る前に塗る(ニキビとその周囲のニキビ予備軍が出そうなところに塗る)
*強く洗って傷があるところはしみるからつけない。
*化粧水や保湿剤を塗る場合は、これらを塗った後にディフェリンゲルをつける。
*早く治そうとして1日2回つけたりしない。
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