子供の肛門のまわりが赤くなって、痛がる

子供の肛門のまわりが赤くなって、痛がる
赤ちゃんや幼稚園児までの小さい子供の肛門のまわりが真っ赤になって、でも少し便などにかぶれたのかな、という程度なのに、やたらに痛がる・・・・よくある病気ではありませんが、きちんとした治療が必要です。皮膚科を受診してください。専門医でないと診断ができないかもしれません。
肛囲溶連菌性皮膚炎(こういようれんきんせいひふえん):レンサ球菌というばい菌による皮膚病です。


子供の肛門のまわりが赤くなって、痛がる
赤ちゃんや幼稚園児までの小さいこどもの肛門のまわりが真っ赤になって、でも少し便などにかぶれたのかな、という程度なのに、やたらに痛がる・・・・よくある病気ではありませんが、きちんとした治療が必要です。皮膚科を受診してください。専門医でないと診断ができないかもしれません。
肛囲溶連菌性皮膚炎(こういようれんきんせいひふえん):レンサ球菌というばい菌による皮膚病です。
レンサ球菌には多くの種類がありますが、よく問題を起こすのは化膿性レンサ球菌(かのうせいれんさきゅうきん)です。
この菌によって引き起こされる病気は本当に多く、とびひ(伝染性膿痂疹、丹毒(たんどく)、猩紅熱(しょうこうねつ)、アナフィラクドイド紫斑、トキシックショック様症候群・・・などです。血管、腎臓などに病気を起こしたり、時には命にかかわるような状態になることもあり、医師にとっては非常にイメージの悪い菌です(イメージのいい菌はありませんが)。
この菌がやっかいなのは、菌自体による破壊行為だけではなく、本来菌を駆除するために働く免疫に対して、免疫反応をあおり立てる作用を持つことです(スーパー抗原といいます)。免疫が強くなれば菌は早くに退治され、病気は早く治る・・・と普通は思いますよね。免疫が菌だけに向かってくれれば都合がいいのですが、敵味方みさかいなく攻撃を始めたらどうでしょう?
ある国(体)の片隅で4-5人の悪党(レンサ球菌)が悪さをしています。罪のない人々が被害を受けています。この悪党を退治しようと思った正義感あふれる他の国(免疫)が立ち上がりました。ところが、悪党たちは「俺たちは何百万人も一度に殺せる武器を持っている」と脅しをかけてきました(ハッタリデス)。他の国の軍隊(免疫)は、大量破壊兵器に太刀打ち出来るよう膨大な軍備で無差別爆撃を開始しました。その結果、その国(体)は悪党たちによる被害を大幅に上回る被害を受け、ぼろぼろになってしまいました。・・・たとえがよくないかも・・・いつもながら免疫学者には起こられそうな記述です(話半分として読んでください)。
さて、お尻にもどります。現在、レンサ球菌は15分程度で診断できます。病院で適切に治療を受ければ大きな問題は起こしません。
ポイント
1.肛門周囲にレンサ球菌の感染がある場合、亀頭や陰門にも感染があることがあります。一緒に見てもらいましょう。
2.レンサ球菌に感染すると、やたら痛がるように思います。皮膚に化膿を起こす菌の代表格は、レンサ球菌とブドウ球菌ですが、ブドウ球菌よりレンサ球菌による感染のほうか痛がる印象を持っています。
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