ヤマイモ、トロロ芋、自然薯と皮膚のかゆみ

ヤマイモ、トロロ芋、自然薯と皮膚のかゆみ
ヤマイモをすりおろしてダシ醤油を混ぜてご飯にかける。つゆに入れて、そばを食す。おいしいですよね。でも、私は子供のころ、ヤマイモを食べられませんでした。口のまわりがかゆくなるからです。これって、かぶれているのでしょうか?アレルギーでしょうか?・・・でも大人になって(ずいぶんたちましたが)、ヤマイモは私の好物です。アレルギーが治ったのでしょうか?

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爪の根元に赤い点々

爪の根元に隣接した境目の皮膚のところ(爪小皮といます)をちょっと見てくれますか?普通はなんともないですよね。もし、10倍ぐらいに拡大できるルーペをお持ちの場合は、拡大してみると細い血管がループ(電気記号のΩみたいな形がΩΩΩΩΩΩΩみたいに並んでいます)。この部分に1-2mmの出血があって、それが、両手の指の2-3本にあったら皮膚科に行きましょう。冬になると、指が白くなったり、紫になったり、冷たくなったり、こわばったりしませんか?

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お尻の割れ目の少し上、尾てい骨のところが硬くなって、ごわごわする

お尻の割れ目の少し上、尾てい骨のところが硬くなって、ごわごわする
痛くて気づく時と、お風呂に入ったときに何気なく気づくことがあります。お尻の割れ目の上のほうが、ガサガサして、ゴワゴワして固くなる。なんだか気持ち悪い。こういう症状で受診される患者さんは結構多いです。慢性苔癬化皮膚(まんせいたいせんかひふ)という病名がついてます。でも、なんかしっくりきませんね。原因は・・・・

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手の平が黄色い!(みかんも食べてないのに)

手の平が黄色い!(みかんも食べてないのに)
カレンダーを見ていたら、「あぁ、今月ももう少しで終りだなぁ。今年もあと2ヶ月か・・・」と過ぎ行く時間の早さに気持ちが少しめいってきました。そして、年末、正月・・・みかん・・・食べすぎ・・・手が黄色・・・と、こんな連想までしてしまったのです。暮れ行く秋晴れの今日、一日家に閉じこもってこんなブログを書いているから、こんな変な連想が起きるのでしょう。
今回は、手が黄色、について書きます。いろいろな原因で皮膚は黄色くなりますが、食事で取ったβ(ベータ)カロチンが皮膚に沈着して黄色くなる症状を「柑皮症(かんぴしょう)」といいます。
ミカンやニンジン、カボチャ、のり、を食べ過ぎたと自覚している場合には問題ありませんが、特に原因がわからない場合には、甲状腺機能が低下しているな場合があります。

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タコ用のクッション剤(シール)のおすすめ製品

足の裏のタコで受診する患者さんは少なくありません。
痛くて歩けない時におすすめしているシールが、「クリアジェル・クッション」です。お菓子の「グミ」のような弾力があり、なかなか気持ちいのいい素材です。

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家族(おにいちゃん)がみずぼうそうになった!!

家族(おにいちゃん)がみずぼうそうになった!!
弟も妹も予防接種していない。
どうしたらいいだろう。
家族がみずぼうそう(水痘:すいとう)になった時、みずぼうそうの抗体を持っていないヒト(予防接種も水痘にもかかった記憶がない)は、90%の確率でみずぼうそうになります。
さて、どうする。家族が発症してからの期間によって予防(治療)が変わります。

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みずぼうそうと予防接種

みずぼうそう(水痘:すいとう)は、ありふれた病気です。子供の時にかかれば比較的軽く済み、抗体もできるから、無理して予防接種なんかしなくてもイイや・・・なんて思っている人は多いと思います。
みずぼうそうの予防接種率は日本では30%程度です。10%程度しかない地域もあるようです。でも、やっぱり予防接種はしたほうがいいみたいですよ・・・

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ブエノスアイレスから

ブエノスアイレスから
ブエノスアイレスに来ています。世界の皮膚科医が集まる学会が開かれています。普段日本では見られない多くの病気の報告を見て、そして聞く事ができました。特に熱帯に多いハンセン病やカビ、虫による病気などまだまだすさまじい病気が蔓延していることを再確認しました。 自分のPCを持って来ていないので、sumibi.orgを使ってローマ字を日本語に変換しながら書いています。大変なので今日はこれまでにします。
boka
ボカ地区

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