使用するサンスクリーン剤の量と紫外線防御効果

アクセーヌのパンフレットに使用するサンスクリーン剤の量と予防効果について出ていたので、ちょっと原文をあたってみました。
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地上に届く紫外線にはエネルギーの高い(あたるとすぐ真っ赤になる)Bと、Bよりエネルギーの低いA(しばらくたってから皮膚のメラニンが増えてきます)があります。Bに対する予防効果をSPF(sun protect factor)といいます。必ず製品にはSPF15とか30とか書いてあります。
SPF30なら、塗っていれば30分あたっても、塗らないときの1分程度に抑えられるという意味です。
ただ、この値を出すには1平方センチメートルあたり、2mgか2μl塗らないといけません。これは、液体なら1ccで手の平5枚分(顔全部と首の後ろ程度の範囲になりますか)を塗る感じになります。1ccは少ないように感じますが、結構多い量です。かなり白くなります。普通の使用量は薄くのばしますので、半分程度だといわれています。
前置きが長くなりました。半分の量(1平方センチメートルあたり1mg)、4分の1の量(1平方センチメートルあたり0.5mg)を使用した場合どの程度効果が下がるのでしょう。(出展:Wuff H.C. Photodermatol Photoimmunol Photomed 13,129,1977)
          2mg 1mg 0.5mg         
SPF50の製品:50→ 7.4→ 2.7
SPF30の製品:30→ 5.5→ 2.3
SPF15の製品:15→ 3.9→ 2
SPF 8の製品: 8→ 2.8→ 1.7
SPF 4の製品: 4→ 2  → 1.2
かなり下がりますね。著者のWuff先生は実際は0.5mg程度しか塗っていないから、SPF値も0.5mg使用時のものを表示したほうがいいのではないかと述べてます。
最近の研究(Faurschou A. Br J Dermatol 156,2007)でも、1mgで二乗根(SPF50なら50のルートでだいたい7・・・上の表とほぼ一致しますね)、0.5mgではさらに四乗根に下がることが示されています。SPF80でも1平方cmあたり0.5mgしか塗らなければ、SPFは3しかないことになります。
これから何がわかるかというと、0.5mg程度に薄く塗った場合は、SPF値は15以上あれば、あといくら高くても塗らない場合に比べて2-3倍の効果しかえられないということです。もちろん、少しでも厚めに塗れば、SPF値が高い場合の方が効果がえられます。塗らないより塗ったほうがずっといいいことは明らかです。
山や海では恥ずかしくても結構厚めに塗らないといけませんね。

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