ラッカーってなぜラッカーっていうか知ってます?

「ラッカーってなぜラッカーっていうか知ってます?」
後輩ですが、臨床能力が高くて尊敬しているM先生から聞かれました。
指先が荒れて治らない患者さんが来て、いろいろ聞いていたらサックスを吹いているんだそうです。
じゃあ、金属のかぶれだね、と普通は思いますが、金管楽器には音の響きやメインテナンスのためにラッカーを塗るんだそうです。知りませんでした。
nasu2011
ポット、ナス、醤油刺し


外来には毎日毎日診断のわからない患者さんが来ます(患者さんの問題ではなく、診断するこっちの問題ですが)。命に関わりそうな場合は入院してもらいますが、外来通院の余裕がある場合は次の来院までに調べることになります。難しい患者さんを紹介されることの多い勤務医は診療が終わってから資料探しをします。不謹慎かもしれませんが、私の場合はまあ趣味みたいなものです。時々新しい智に触れて、うれしくなることがあるからです。
しかし、たくさんの診断?の患者さんがたまっていくとかなりつらいことになります。枕が長くなりました。
あまり引用したくありませんが、Wikipediaでは、
ラッカー (lacquer) は、一般的には無色または着色された塗料の一種であり、溶剤を揮発させることによって乾燥すると硬くて耐久性の高い塗面を与え、磨き上げることによって非常に強い光沢と深みが得られる。狭義にはナフサ、キシレン、トルエン、ケトン(アセトン)など揮発性の高い溶媒に樹脂を溶かしたものを指す。名称は、昔その分泌物がラッカーやシェラックの製造に用いられた昆虫ラックカイガラムシ(lac, 学名 Laccifer lacca、旧名 Coccus lacca)に由来する。ラッカーの一種として日本では漆が広く知られている。
とありました。カイガラムシが語源でした。
以前、ピンク色のチョコでショックになった患者さんがいて(ペ○チャンの丸いやつです)、M先生がこの食材の染料(コチニール)がアレルギーの原因であることをつきとめました。コチニールはカイガラムシから作られます。
2つの疾患がカイガラムシでつながりました。松本清張の「点と腺」みたいだなぁ、と思わず言ってしまいましたが、あまり関係はなかったですね。

「ラッカーってなぜラッカーっていうか知ってます?」への2件のフィードバック

  1. SECRET: 0
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    カーマインレーキはもともとコチニールで体質顔料を染めた絵の具でしたよね(今はタール色素で染めていると思います)。東洋では臙脂と言っていたそうです。ただし早稲田のスクールカラーの臙脂とJISの臙脂はかなり違う色です。なつかしい話題でした。

  2. SECRET: 0
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    NRさん、ありがとうございます。知りませんでした。

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