エピペンが保険適用になった

蜂に刺されたり、食べ物との相性が悪くてアナフィラキシーを起こす方がいます。エピペンという血圧を上げる薬を自分で注射できるキットがあります。今までは自己負担で1万円以上払って購入する必要がありましたが、保険が通ることになりました。3割負担で3000円ぐらいで手に入ります。
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蜂に刺されても、ほとんどの方は刺された場所とその周囲が腫れて痛むだけ(これでも十分つらいですが)です。しかし蜂にアレルギーを持っている方は、刺されて数分程度で、体中にかゆいミミズバレ(じんましん)が出てきたり、ノドがむずむずしたり、目がかゆくなって涙が出たり、鼻水がでてきたり(花粉症のような症状です)します。症状が強くなると、吐き気、息苦しさ、お腹が痛い、下痢、などの症状が出て、そのうち目の前が真っ暗になって意識を失います。目の前が真っ暗になるのは血圧が下がったからです。これがアナフィラキシーショックです。命が危険にさらされます。なお、上のすべての症状が順にでるわけではありません。皮膚に症状が出ないで具合が悪くなる場合もあります。上記のすべての症状がでるわけでもありません。個人個人違います。
エピペンという血圧をあげる薬を自分で注射できるキットがあります。今までは自己負担で1万円以上払って購入する必要がありましたが、保険が通ることになりました。3割負担で3000円ぐらいで手に入ります。特に食べ物でアナフィラキシーを起こすお子さんは、自分用と学校用(先生用)と2セット購入しなければいけなかったので、大変でした。
注意点を少し。
1)エピペンの自己注射はアレルギーが起きた現場から病院に行くまでのつなぎのための処置です。注射したからといって、その場で様子をみていてはいけません。救急車を呼んでください。
2)特に運転免許を持っている方は、自分で運転して病院に行ってはいけません。途中で意識を失うとショック+交通事故という二重のトラブルを受けることになります。実際今月そういう患者さんが救急部から紹介になりました。
3)蜂や食べ物のショックで病院に運ばれたことがある方は、普段付き合いの多い友人知人にそのことを話しておくといざというとき助けになると思います。
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