クリスマスツリー

今日はクリスマスイブです。晴れていますが非常に寒いです。
せっかくなので、クリスマスに関係した皮膚疾患について。
最初に思いついたのは、クリスマスツリーと似たような出方をする皮膚炎、ジベルバラ色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)です。皮膚科は長ったらしい病名が多いですが、これも長いです。ジベルは最初に報告した先生のお名前、バラ色は発疹の色(赤いばらほど赤くはありません。普通はピンク色です)。粃糠疹(ひこうしん)はカサカサした皮疹(実際は米ぬかほどに細かいカサカサではありません)。むしろ膜のようなカサカサがくっついた皮疹です)
koketurara2011
苔とつらら
namahamuDEC24 2011
生ハム完成


顔以外の背中や胸、おなか、腕や太ももなどに1-3cm大の楕円形の赤いできものがたくさんできます。子どもや若い人に多い皮膚疾患です。よく見ると膜のようなカサカサ(鱗屑:りんせつ)が、1個1個の赤い皮疹の外側にレースの縁取りのようにくっついています。特徴はその分布で、背中の中心から左右斜め下方向へシワに沿って並びます。シワの方向に楕円形の長軸が一致します。よく町にある大きなモミの木に電飾をつけたように見えます。「クリスマスツリー様」と表現されます。
見た目は非常に派手ですが、少しかゆいぐらいで、風邪のような症状はほとんどなく、元気です。全身にたくさん出て、ちっとも治らないので、何件もお医者さんをめぐる方もいます。
ウイルスなどの感染にともなう皮疹(はしか、風疹など)は2-3週で自然に治ります。でもジベルバラ色粃糠疹は、1-3ヶ月ほどかかります。治療はかゆくなければ放置(個人的な考えです)です。一生懸命なにか治療しても時期が来ないと治らないからです。治ってから何度も繰り返すこともありません。
似たような皮疹がみられるのは、梅毒(めったにありません。手の平や足の裏にも同じような皮疹が出ます。ジベルバラ色粃糠疹は手足には皮疹がありません)、乾癬、水虫、癜風、菌状息肉症(皮膚のリンパ腫)などです。
関連記事:シワに沿って出る皮膚病

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