友禅と発汗テスト

前回の記事(急に汗が出なくなった)の続きです。
汗は蒸発するときに体温を奪ってくれます。汗が出にくい、あるいは出なくなると、体温の上昇を抑えることができなくなります。
このような訴えのある患者さんには、まず原因となる病気が隠れていないか血液で調べます(膠原病や甲状腺の病気など)。そして、本当に汗が出ないか検査します。いろいろな検査法があります。一番簡単なのはヨウ素デンプン反応を用いた方法です。
nozawana2012Win
野沢菜 寒さに耐えてます。


ヨウ素デンプン反応・・・小学校の理科でやりました。デンプンに茶色のヨウ素(ヨード)を入れると紫に発色するあれです。私の記憶では、家から各自持ち寄ったジャガイモをすりおろし、絞り汁を一晩おいて底にたまったデンプンを実験に使用したと思います。それにヨウ素溶液をかけて実験したはず?です。ジャガイモの皮をむくのが上手だと女子に褒められたことしか覚えてません。うれしかったです。横道にそれました。
実際は患者さんの体にデンプンの粉とヨウ素をまぶしたものをかけて、温めた部屋の中に入ってもらいます。汗が出る部位は反応が起きて紫(から黒っぽい紫)に変化します。試験(実験)には対照(コントロール)が必要です。つまり正常な人にも同じ粉を振りかけて反応が起きるか同時に調べます。患者さんと一緒に暑い部屋に入るわけです。正常な人は体中が紫黒になります。体中がラッツ&スターのようになります。こんな役目を申し出る方はその辺にはなかなかいません。私らがなります。特に若い先生達です。ヨードは刺激性がありますのでかゆくなることもありますし、部屋中が粉だらけになります。
なんとかならないかとずっと考えていました。
そこで、友禅の出番です。まえふりが長くなりましたので次へ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です