納豆アレルギーとサーファー

週末は学会で大宮にいました。面白い企画が多く、大変有意義な会議でした。
納豆アレルギーの講演がありました。面白かったです。サーファーに納豆アレルギーが多いというお話でした。
なぜ?
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納豆のアレルギーは食べてからアレルギーが出るまで時間がかかります。即時型アレルギー(アナフィラキシー反応;じんましん、花粉症、喘息、腹痛、下痢、呼吸困難)は原因物質が入ってから15分以内(遅くても2時間以内)に症状が出るのが普通です。夕方に具合が悪くなったときに、朝食でとった食品が原因とは普通考えません。納豆はネバネバしているので吸収が遅れ、反応が遅く出る変わった即時型アレルギーです。このネバネバ内のアレルギーの原因物質は、ポリガンマグルタミン酸という物質です。この分野の専門である猪俣直子先生(横浜市大)の講演を聞きました。
この物質はクラゲの触手にも含まれ、針を放出するときに使われる成分だそうです。不思議なことに、納豆アレルギー患者に男性のサーファーが多いそうです。
サーファー・・・海にしょっちゅう入る・・・クラゲに刺される・・・・ポリガンマグルタミン酸の感作が起きる・・・納豆や冷やし中華でアレルギーが出る:というストーリーが予想されるということです。
食物のアレルギーは食べているうちに合わなくなる(感作される:体がいやだと記憶する)と思われていましたが、最近は皮膚から入って合わなくなり、食べて反応が出るパターンも多いのではないかと言われるようになりました。
1)泡立ちのよい石鹸を使っていたら、小麦アレルギーになった(加水分解小麦)
2)手荒れのある方がゴム手袋(ラテックス)の成分でかぶれてから、バナナ、 キウイ、アボガド、クリが食べられなくなった
3)ピーナツアレルギーの子供のほとんどがピーナツオイルの入った保湿剤を使用していた。
などです。
サーファーは海でクラゲに刺されているうちにポリガンマグルタミン酸に感作され、納豆でアレルギーがでるようになったのではないかという仮説です。
ポリガンマグルタミンは吸収を遅らせる目的で徐放剤や化粧品への配合が進んでいるようです。猪俣先生のお話ではポリガンマグルタミン酸アレルギーは男性に多かったにですが、最近は女性患者がふえてきているそうです。なんだか心配です。
生物にとってポリガンマグロブリンのネバネバは生体を防御する役割を果たしています。過去のブログで生体防御物質(害虫に対抗する仕組み)がアレルギーの原因になりやすいのではないかという記事を紹介したことがあります。
無理はいけません。肌を一所懸命こすっていろんなものを塗りたくってはいけません。
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さて、講演のあとに面白いコメントが2つ。1つは海上保安庁の職員で納豆アレルギーの方がいたというコメント(やはりクラゲか?)、2つめは関西人に納豆アレルギーはいたか?という質問。関西人の患者はいないそうです(質問の方向性が少し?ですが)。
学生のときにいた寮(恵迪寮)の朝食(確か一食70円ぐらいだった)はご飯(食用としては最低ランクの古米で黄色かった)、味噌汁(具はいつも玉ねぎだった)、バター1片(利用法:ご飯に乗せるのか、味噌汁にいれるのか迷いました。2つしか選択肢がなかったのですが)、おかず1品(2人で1個)でした。先輩に納豆の日は関西弁を話すやつの前に座れと言われました。納豆を好まない地域があることを初めて知りました。

“納豆アレルギーとサーファー” への 1 件のフィードバック

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    関西人ですが、私、納豆アレルギーですよ(笑)
    しかもサーファーでもありません(ーー;)

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