ウイーンに来ました

欧州癌学会+欧州臨床腫瘍学会出席のため、ウイーンに来ました。メラノーマの新薬がどんどん登場してきており、薬を使う順番や組み合わせ、副作用への対処法についてのセッションがぎっしり詰まっています。とても広い会場ですが、どこも人であふれています。会場によっては入場が制限され、外のモニターでの視聴になりました。学会では論文では伝わらない(文章には個人の印象はあまり書けないので)、本音が聞けます。
2015SEP28-1
入場制限
2015SEP28-3
ホテルが取れず、アパートメント形式の部屋を借りました。朝食は近くの指定されたカフェでとります。朝食に行く途中の街並みです。細い道を挟んで上下左右に建物が重なり合っていてきれいです。
2015SEP28-2
学会場の周りの街路樹に橡(トチ)の木がありました。橡の実はいつみてもおいしそうに見えます。秋です。


宿泊施設に入居?するまでが結構楽しかったのでちょっと書き留めておきます。
今回の出張は8月に入ってから決めたので航空券は取れましたが、予約サイトで希望するエリアに(超高級をのぞき)ホテルはほとんどヒットしませんでした。1週間ほどサイトを見ていたら”アパートメント”が名前に含まれる宿泊施設の1室が偶然ヒットしました。キッチンがついている宿泊施設は好きなので予約しました。
夕方、空港から専用の鉄道と地下鉄で最寄りの駅に着き、ホテルの住所に着きましたが、ホテルらしき入り口や看板はありません。いくつかの入り口をうろうろ見て回ると、入口の横壁のたくさんのオフィス名が書かれたプレートの5F部分に宿泊施設名を見つけました。入口の扉はロックされていて開きません。名前の入ったプレートの横に金属のボタンが並んでいたので適当に押したらドアがうなり始めました。押すとドアが開きました。うなっている間だけロックが解除されるようです。きっと中にいるホテルの方が開けてくれたのだとそのときは思いました。
薄暗い石造りの廊下を進むと、突き当りの半開きのドアから光が入っています。外に出るとそこは建物に囲まれた中庭で曇った四角い小さい空が見えました。もとにもどり突き当りを曲がって奥に進むと古いエレベーターがありました。昇降のボタンはなく、少し離れたところに小さい金属のボタンがあったので適当に押すといきなりうなり声と共に上から箱が降りてきました。手動で乗り込み5Fで降りると、誰もいません。2枚のドアがあってその1枚にホテル名が書いてあります。ドアはロックされていて開きません。横の壁にコード付の小さい携帯が置いてあったので、適当に受話器の通話ボタンのみを押してみました。男の人が出ました。これで中に入れると思ったのですが、彼は、「黒い小さなプラスチックの箱が6つ並んでいるのが見えるか」と聞きました。たしかにブレーカーが入っているような黒箱が6個あり、番号がふってあります。「1番を開けると、中に0-9の数字が並んでいるのでこれから言う番号を順に押せ」といわれました。押しました。「開いたか?」 ドアは開きません。なんどか繰り返しましたがうまくいかないので来てくれるようお願いしました。なんとなく管理人さん?は遠くにいるようだったので、その後も同じ作業を繰り返していました。と、突然、数字ボタンがついた板が前方に外れて倒れこんでカバーと共に下に垂れ下がってしまいました。お魚を三枚におろした感じ(普通の表現では壊れた)です。もとに戻そうとしましたがはまりません。
と、壁際に残った半分の黒箱の奥に模様のない白いプラスチックカードが横たわっているではないですか。カードキーです。入口のドアノブの下にカードを当てるとめでたくロックは解除されました。急に現代に戻った感じがしました。ドアの向こうは、清潔で品のある近代的な廊下が続き、部屋も清潔でおしゃれです。建物とのギャップがヨーロッパぽいです。管理人の彼に連絡し、カードを見つけて部屋に入れたことを説明しました。3枚に分かれたボックスは翌日何事もなかったように元に戻っていました。3枚に分かれるのが本来の機能だたようです。でも数字ボタン付き基盤が外れて半導体類がむき出しの裏側を見せた時は壊れたと思いましたが。チェックアウトはどうするのかと聞いたら出ていくときに、部屋の机にカードキーを置いて行けと言われました。さっぱりしてます。
建物の1フロアーのさらに一部分を貸し出しているようですが、住居のまたがしではなく、完全に中はホテルです(フロントはありませんが)
(週末に入ったためか)建物内では全く人に合わないということを除けば、快適です。これが”アパート”という名前がついたウイーンの宿泊施設の標準なのかわかりません。”適当”を繰り返して無事に部屋に入れた一件でした。時差の関係ですごく早起きしてしまったので、余計なことを書いてしまいました。これから会場に出かけます。

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