ニキビが治らない

年賀状でお題をいただきました。そこで過去の記事を振り返ってみたらずいぶん長いことニキビ(ざ瘡)について書いていませんでした。昨年、久しぶりにニキビの新薬(といっても海外では昔からあったものですが)が承認されましたので、まとめてみたいと思います。皮膚科に受診された場合に保険診療で行う基本の薬剤(商品名、カッコは一般名)は、
1.ディフェリンゲル(アダパレン):ニキビの原因の始まりである角質などによる毛穴のつまりを治す。面皰(めんぽう、毛穴に白いものが詰まっている感じ、ニキビの子供)から赤くなったニキビに効く。
2.ベピオゲル(塩化ベンゾイル):毛穴の詰まりと次に始まる赤いニキビをおさえる。
3.ダラシンTゲル:抗生物質。ニキビ菌の繁殖をおさえる。
4.上記2と3を混ぜたデュアック配合ゲル。
5.ミノマイシン、ビブラマイシン、ルリッドなどの抗菌剤の飲み薬:にきびが大きくなって膿がたまっている、あるいは赤みと痛みが強いニキビに用います。
外用剤はそれぞれ1つでも効果がありますが、2つ以上を併用するとさらによいことがわかっています。どれをどのように組み合わせるかが問題です。
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暖かく気持ちのよい天気が続いた三が日でした。せんべいを焼いてみました。


初めて病院、医院でニキビの治療をする場合は、可能ならディフェリンゲル+ベピオゲルあるいはディフェリンゲル+デュアック配合ゲルが選ばれるかもしれません。ニキビが大きくて赤く、黄色い膿や痛みを伴う場合は飲み薬を1-2週併用したほうがよいと思います。よくなったら治療を止めずにディフェリンゲル、ベピオゲル、デュアック配合剤などの単品あるいは併用(なるべく続けられる方法を選んで)でよい状態をひっぱるようにしたほうがよいようです。この3剤はいずれも塗り始めてしばらくはしみたりするなどの刺激感があるので、なれるまでは無理せず上手に使っていくことが大切です。一生懸命顔を洗った後に薬は塗らない方がよいと個人的には思います。しみる場合は、ダラシンゲルなどを最初に塗っておくとよいと思います。薬の効果は個人個人違いますので、薬との相性や効果については主治医の先生に相談してください。
ニキビの治療はほかにもたくさんありますが、まずは上記5つをきちんと試すことが大切だと思います。

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