背中にたくさん小さいシミがある 中年 男性

背中の上の方(上背部:じょうはいぶ)に5㎜ぐらいの茶色のシミがたくさんあるお父さん。奥さんが心配して、「皮膚科に行って来なさい」と言われて受診されます。背中にまわりがギザギザした金平糖のような形の薄茶のシミがたくさんあります。光線性花弁状色素斑(こうせんせいかべんじょうしきそはん)といいます。

神威岬に行きました。

帰りに食べたうに丼は飲み物のように喉を通過していきました。後に匂いも香りも残さずに。積丹半島はいい。

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急に出た(皮膚以外に症状のない)ジンマシンにステロイド(ホルモン剤)はいらない

ある日突然、全身にものすごくかゆい赤いものが出た。蚊に刺されたようにプクッと盛り上がっている、あるいは花びらの縁取りのように輪になっている、あるいは世界地図のように異様な形をしている。1-2時間した自然に消え始めた、が、また出た。毎日出たり欲混んだりしている。

じんましん(蕁麻疹、ジンマシンです。1日のうちに出たり引っ込んだりする皮膚病は蕁麻疹しかありません。じんましんはヒスタミンという物質が大量に出て起きる病気ですから、ヒスタミンが作用するところをブロックしてやるのが治療の基本です。抗ヒスタミン剤が必須です。しかし、なぜかステロイド(副腎皮質ホルモン剤)が投与されしまうことがあります。急性のジンマシンにステロイドは意味をなさないという論文が出ました。

http://www.jwatch.org/na44254/2017/06/09/isolated-urticaria-skip-steroids

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皮膚に字が書ける

円山に登ったあと、ふと、軽い気持ちで藻岩山にも行ってみようと思ったのです。が、けっこうちゃんとした登山になりました。原始林を抜け、山頂で3D映像を鑑賞してきました。藻岩山の成り立ちを知りました。

途中の路に大きなカタツムリがいました。

美しい夕焼けになりました。風がここちよい夕暮れです。

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皮膚がん患者さんの皮膚科受診理由

皮膚がん(ひふがん)は稀な癌でした。私が医者になったころは。でもこの数年、患者さんはすごい勢いで増えています。どのくらい増えているかというと、私が医師免許をいただいた30年前は年間5000人ぐらいでしたが、最近は年間25000人で5倍くらいになりました。昔は稀少(まれな)癌でしたが、最近は臓器別では10番目ぐらいに上がってきています。原因は高齢化です(長生きが悪いとは言ってませんので。為念)。一生懸命働いて長生きすれば光にもたくさん当たります。紫外線は皺、シミ、皮膚がん、白内障、の原因ですが、少なくても80歳以上の方にできた皮膚がんは一生懸命働いてきた証でもあります。でも、皮膚がんは(メラノーマなどの一部のがんを除くと)すべての臓器のがんの中で一番たちのよい(命を奪うことの少ない)がんです。切って取るだけで治ってしまう場合が多いのです。

・・・ただし、早く来てくれれば、です。

皮膚がん患者さんが病院を受診したきっかけについて今年の皮膚科の一番大きい会議で報告がありました。知人のすすめ?新聞?テレビ?ネット?

30云年ぶりに来てみました。標高225mですが、いい山道です。いい感じに踏み固められていて、北アルプスの登り始めに似ています。

久しぶりの日曜日@sapporo. 夕方から棋譜の中継を見てました。やはりリアルタイムにみるのは楽しいですね(あたりまえですが1手に時間がかかるので、何か他の作業をしながらでないと持ちませんが)。藤井君、良く頑張りました。この負けはいい節目になるかもしれませんね。これからが楽しみです。

 

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