パッチテストで何がわかるの?

顔にかゆい赤みが続いている。化粧品はもう何年も同じものを使っている。皮膚科で塗り薬をもらうと少しよくなるが止めるとすぐ悪くなる。皮膚科を専門にしているクリニックに行くとパッチテストを勧められると思います。かぶれの原因を調べる検査です。

パッチテストは現在肌に触れているものをシールに付けて、背中に2日間はって赤くならないかみる検査です。2日間という長い時間、肌にくっつけておくという点がポイントです。自分で使っているもののほかにかぶれやすい物質をセットにしてシール化した便利な製品があります。1-2枚のシールを背中にペロッと張るだけでいいので私たち皮膚科医はとても楽です。どんな物質がセットになっているのかが今回の記事です。よく使う身の回りのものに結構かぶれやすい物質が含まれているのがわかります。

校内です(2/13)。雪まつりも終わりましたが、まだ冬ど真ん中です。

帰り道。信号はそのままに上手に雪をかいていきます。しばらく見とれてしまった。

オリンピック真っ最中ですね。今日は羽生さんが金メダル、宇野さんが銀を取りましたね。涙が出ました。そして将棋では藤井さんが羽生さんに勝ちました。近頃の若いもんはすごい。

SATOのパッチテストパネルの説明書より一部改変

毛染め剤(パラフェニレンジミン):顔の皮膚炎で受診された方についてまず疑うのが毛染め剤です(多くの患者さんから「昔から使っていたからそんなことはない・・・」と言われますが)。美容院を変えても、メーカーを変えても栗色に染まる染毛剤の成分はほぼ同じです(為念)。

金属: ニッケル、クロム、コバルト、金(かぶれる金属はたくさん種類がありますが最もかぶれやすい4つ:金属製品以外に染料や皮、インク、絵具、エナメル、セメント)

フラジオマイシン硫酸塩(抗生物質)(リンデロンA軟膏やネオメドロールEEといったマブタの皮疹によく処方される塗り薬に入っています。良くかぶれます。)

局所麻酔剤(カインミックス):市販の外用剤(かゆみ止め)によく入っています。市販薬(医師の処方箋のいらない塗り薬)は効果の強い成分を入れられないので麻酔薬だの抗ヒスタミン剤だのアロエ?だのいろいろなものを入れて効果を出そうとします。

香料ミックス:キャンドル、香水、トイレットペーパー、化粧品、石鹸、外用剤など

樹脂:ロジン(マツヤニ)(ワックス、化粧品、染料、接着剤など)、ペルーバルサム(化粧品、日焼け止め、香料、外用剤、ソフトドリンクなど)、ブチルフェノールホルムアルデヒド(ゴム・皮製品)、エポキシ樹脂(接着剤、コーティング剤)

ゴム硬化剤:ゴム製品

防腐剤:パラベンミックス(食品、石鹸、化粧品、外用剤など)、イソチアゾリンミックス(洗い流すタイプのシャンプー、リンス、外国製化粧品など)、ホルムアルデヒド(衣類の仕上げ剤、接着剤、塗料など)

現在使用しているもので疑わしい場合は、それを持ってきていただいて調べますが、原因がはっきりわからない場合も結構あります。たとえばパッチテストでロジンが陽性で、金管楽器のワックスや木工所の粉塵がかぶれの原因だった、などとわかることがあります。

皮膚科へどうぞ。意外なものが原因である場合があります。自分で勝手にセレクションしないで(この化粧品は何年も使っているから違うだろう、とか)、肌に触れているものはみんな持って来てください。

 

 

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