マダニに喰いつかれたらどうする?(2)

マダニが持つ菌(ボレリア、スピロヘータ)によるライム病と回帰熱は予防が可能です。抗生物質が良く効くからです。

アメリカ疾病予防管理センター(アメリカしっぺいよぼうかんりセンター、Centers for Disease Control and Prevention:CDC)の推奨は以下です。https://www.cdc.gov/lyme/resources/FS-Guidance-for-Clinicians-Patients-after-TickBite-508.pdf

 

  • 食いつかれた虫の口器が残らないようになるべく皮膚に近い部分を先の細いセッシでつまんでゆっくり引きぬく。ねじったり、急に引き抜いたりしないこと。・・・(うはらコメント)もし取りにくければ無理をしないで病院に行ってください。虫の体の方を指で持って抜こうとするとちぎれて、ほぼ口が残ってしまいます。口器はネジ状で、時間が経つほど深く喰いこんでいるので取りにくいです。中途半端に虫を引っ張って取った後に残ってしまった口器はピンセットで引っ張ってもなかなかとれません。麻酔をしてメスを使って切り取ることも結構あります。
  • 除去したダニは保存して医療機関に持ち込む(菌を持っていることが多いダニか種類がわかり、抗生物質の予防投与の必要性が判断しやすくなる)
  • ボレリア菌を多く持つダニが生息する地域ではドキシサイクリン(抗生剤)を200㎎、1回内服する(虫を取り除いてから72時間以内(3日以内))・・・・国内における患者発生数は北海道が断トツで多いです(面積が広く、さらにメルカトル図法により極点に近いほど大きく図示されるせいで、色分けするとすごく目立ちますが・・・・図はここhttps://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ta/mdr/392-encyclopedia/524-lyme.html
  • (これ大事)刺し口周囲に発赤、だるさ、微熱などが刺されてから2-3週後に出たらすぐ病院に連絡する。病院は検査結果を待たずテ治療を開始する。

*食いつかれた直後は虫をワセリンやバターで覆うと自然に皮膚から虫が離れることもあるそうです(病院を受診された患者さんに何度か試しましたが、時間が経っているせいかうまくいったことはありません)

近くの公園に散歩に良く行きますが、野生のシカが出る所(100年前から原始林が保護されたすばらしいところです)なのでいつも首回りが気になります。

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