炭素1つ、酸素1つ、水素2つ

急に始まったジンマシンで1週間以上続いている場合は風邪などのウイルス感染や手術の後、歯科治療の後など、ばい菌がばらまかれた後に起こることがあります。エビやカニなどの食事性の蕁麻疹は比較的短期期間に治ってしまいまうことが多いと思いますので。
食べ物によるじんましんの場合、食べてからすぐに皮疹が出れば原因を見つけやすいですが、何時間も経ってから症状が出る食物の場合は疑いにくくなります。このブログでも何回か触れましたが、たえば納豆アレルギーは食べてから半日以上経ってから症状が出ることがあります。
今回は歯科治療と関連したじんましんについて。ホルマリンです。ホルマリンは炭素1つ、酸素1つ、水素2つがなるシンプルな物質です。歯に詰めてから症状が出るまでに時間がかかる場合があります。
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今年の生ハム 熟成2週間、ピチットシート1週x2 ピチットシート1週目で20%以上水分が抜けた。ピチットシート2週目は5%ぐらいしか抜けなかった。
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上品にできあがりました。個人的にはもう少し熟成したほうがいい感じ ピチットシート@冷蔵庫からお外へ 寒中で熟成してきなさい


ホルマリンはホルムアルデヒドの水様液です。ホルムアルデヒドは炭素1、酸素1、水素2からなる単純な物質です。有機化合物の中では最もシンプルな物質の仲間といえるかもしれません。ホルムアルデヒドが鎖状に長くつらなったのがパラホルムアルデヒドです。ホルムアルデヒドもパラホルムアルデヒドも歯の治療時に詰め物として使われます。
先月金沢で開催された皮膚アレルギー接触皮膚炎学会で、九州医療センターの前川先生たちの発表では、パラホルムアルデヒドを歯科治療に用いた時にアレルギーが出る場合は、治療8時間後以上経ってか出る方がが36%もいたそうです。一方ホルムアルデヒドは2-3時間以内が多かったそうです。午後に歯医者さんで治療を受け、その日の夜中にかゆい皮疹が全身に出ることが結構あるということです。普通は「夕食に何を食べました?」と聞くかもしれません。「昼食後に歯の治療を受けたんですが、関係ありますか?」と聞かれたことが今まで結構あったような気もします。「歯根治療でばい菌が体中に散ってアレルギーが起きたのかもしれないね」なんて答えていました。間違ってたなぁ。

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