巨人の星とメラノーマについて書いた記事が無料で読めるようになりました

3年経ったからでしょうか。雑誌に載った”巨人の星と美奈さんとメラノーマ”の記事が全文無料で読めるようになりました。
Malignant melanoma in Star of the Giants (Kyojin no Hoshi) Lancet oncology 2011
2014FEB8 ooyuki1
雪がどんどん積もっていきます
2014FEB8ooyuki2
畑も炉も雪の下
2014setsudo
久々の大雪になりました 雪洞を作ってみました


編集部に最初に原稿を送った時は4倍ぐらいの長さだったのですが、編集者との交渉の中で刷り上がり2Pから1P半、そして最終的に1Pになってしまいました(とても丁寧で真摯な対応をいただき、不満はありません)。内容の要約を少し。
まず、1960年代、発展途上であった日本の社会状況とそれを背景にした劇画(巨人の星やあしたのジョー)やアトムなどの漫画について簡単に紹介しました。1960年代が今と比べて生き易い時代であったかどうかはわかりませんが、いろいろな面で活気?はあった感じがします(自分自身は子供でしたから身の回りに電化製品が増えていった思い出や、プロジェクトXなどの番組から得た印象ですが)。個人的には上の世代に対して尊敬とあこがれのようなものがあります。
次に、現在のようにメジャーリーグで多くの日本人が活躍している状況は当時は想像できなかったので、飛雄馬が投げる「大リーグボール」はまさに夢の魔球だったことを書きました。ちょっとサービストークです。
そして本題である、星飛雄馬の恋人、美奈さんの爪のメラノーマについての記述に入ります。
このブログでも雑誌でも美奈さんの爪のシミは通常よくみるメラノーマの初期症状としては典型的ではなく、本来はメラノーマも良性のホクロも黒の縦線で始まる、ということを述べていますが、原作者の描き方に注文をつける気持ちは当初から全くありませんでした。「皮膚がん」というものが存在することがほとんど(まったく)知られていなかった50年前に、メラノーマを取り上げてくれたことに深く感謝している、これがこの記事で最も言いたかったことです。
さて、ソチオリンピックが開幕しました。2020年の東京オリンピック開会式の着ぐるみキャラは何がいいかなぁとちょっと考えました。日本らしくアニメの主人公などはどうでしょう?ルフィーやnarutoやエルリック兄弟やピカチューやクレヨンしんちゃんやドラえもんやガンダムや・・・きりがないぐらい候補がいますね。まぁ採用されないでしょうね。

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