冬は乾燥しているせいか特に踵や指先の皮膚がひび割れることが多くなります。このブログでも以前に書いたことのあるテーマです。ひび割れが軽い場合は保湿クリームなどでなんとか乗り切ろうとしますが、一旦割れてしまった皮膚はくっつきません。塩や酸がしみたり、出血したりと結構悲惨な状況になります。年末に酒精綿(アルコール綿)をダーモスコピーというほくろを拡大してみる機器の消毒に使ったり、手を洗いすぎたり、ちょっと皿を洗ったりしたせいか、私も人差し指の爪の横が割れて痛い思いをしました。
そこで、以前より紹介しているポリウレタンフィルムを自分でも試してみました。どのくらいで治るか?検証です。
雪がやんで良い天気です やはり外はいいです
ポリウレタンフィルムは多くのメーカーから多くの商品が発売されています。傷が水に濡れない、防水フィルム、として売っていることが多いと思います。普通は紙と薄いフィルムにはさまれた3層構造になっていて、まず紙をはがして皮膚に貼り、さらに一番表面にある薄い膜をはがすという構造になっています。フィルムは非常に薄く、透湿性(蒸気が通る)もあるので、蒸れませんし、普通の絆創膏のようにゴワゴワかさばらないので貼っている感じがあまりなく、日常の作業ならあまり邪魔になりません。
多くの製品があり、値段もまちまちですが、基本的に小さく、貼りやすい工夫が多く装備されている製品ほど割高になります。一番やすいのはロール式のものですが、その都度小さく切って使用する必要があります。ポリウレタンフィルムは薄くて貼りごごち?はいいのですが、反面貼るときに表面の薄いフィルムなどがはがしにくく、特に老眼で細かいところが見えにくい方にはかなり扱いにくいところがあります。うすいフィルムがくちゃくちゃになってしまうのです。
今回使用したのは、白十字というメーカーのFC指先保護ベ~ル(パッドなし)です。1x2cm程度のサイズが22個入って300円弱です。この製品の利点は、3層構造のフィルムを1表面の紙を取ってのり面を皮膚に張る、2表面のフィルム1をはがす、3表面のフィルム2をはがす、という作業に番号がついていて貼りやいようになっている点です。
踵の大きな割れ目には小さすぎるかもしれませんが、指先のひび割れには貼りやすいサイズです。
貼りかた
1.クリームなどが皮膚についているとフィルムがくっつきません。また、乾燥しすぎていてもフィルムはくっつきにくくなりますので、カサカサに乾燥している場合は軽く水で皮膚を湿らせます。
2.指先のひび割れは爪の先端のすぐ先にできやすいのですが、フィルムは爪の上にもかかるように貼ったほうがはがれにくくなります。
結果
丸1日はもたないようで、どこかではがれてしまいます。1日に2-3回貼りかえが必要でした。貼り替えができないときは保湿クリームなどを塗っていました。ひび割れによる痛みはフィルムを貼った直後からなくなり、ひび割れも2-3日で7-8割ぐらいは軽快しました。あくまでも個人的な経験であり、効果には個人差があると思います。