て、いうのはうそです。暑いのはいやです。ときどき負けてます。
大型の台風が連続し、多くの被害が出ています。この2-3日は、気温は低めで、秋のようですが、また暑くなりそうです。今回は熱帯の伝染病で日本でも診断されることがあるデング熱について。
台風が行きました。
アサガオのむこうに秋桜
先週末は恒例のお山の診療所 途中にムシトリスミレ?
何のお花か? 天気が悪くて診療所どまりでてっぺんには行かず いっしょに登った焼き鳥屋のご主人に診療所の前でしゃぶしゃぶをごちそうになりました 大変豪華な昼食でした
OO熱、というと恐ろしい感染症が思い浮かびます。今、西アフリカで問題になっているエボラ出血熱などはその最たるものでしょうか。
デング熱はネッタイシマカやヒトスジシマカに刺されたときにウイルスをうつされて発症する感染症です。日本でも1942-45に関西で20万人が発症しています。日本ではヒトスジシマカがウイルスをうつします。感染した人の血を蚊が吸ってから他のヒトを刺すと、他の方にウイルスをうつすので、爆発的に患者数が増えたのだと思います。現在、国内の患者さんの多くはインドネシア、インド、フィリピン、タイで刺されて日本に来て発病する方がほとんどです。毎年日本で100-250人程度の報告があります。風土病ともいえるツツガムシ病や日本紅斑熱の年間患者数(報告数)とほぼ同じですから、けっこう無視できない感染症です。自然に治ってしまうことが多いので、診断されていない患者さんを含めると実際の症例数はもっと多いのではないかと思います。
潜伏期2-7日で発熱、頭痛(目の奥が痛む)、関節痛、筋肉痛、悪心嘔吐、3-4日遅れて皮疹(日焼け様)白血球・血小板減少、肝機能障害、などが起きてきます。皮膚の症状ははしかや風疹に似ていて、やっかいなことにはしか(麻疹)の抗体検査が陽性になることがあります。 普通は1週間以内に解熱して大きな問題を残すことは稀です。
高熱が出て、筋肉や骨が痛み、少しして皮疹が出てくるので、インフルエンザ+飲んだ薬による薬疹などと間違えやすいですね。
日本全体が熱くなっているせいなのかよくわかりませんが、地域性のあった感染症が全国でみられるようになりました。日本紅斑熱というダニに刺されてリケッチアが体に入って発症する病気は、昔は国内でも暖かい地域などに限られていたのですが、最近は日本中で発症例があります。蚊などの感染を媒介する虫類も越冬しやすくなるでしょうし、今後マラリアなどの熱帯の感染症患者が出そうで心配です。
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先見の明がありまする。国内感染を見透かしていたとは、さすがであります。
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ありがとうございます。ネタがなくて無理やり考えたお題であります。一寸先も予測できませんが、恐ろしい病気はしばらく書かないようにします。
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会社で鳥インフルエンザ対策を始めたら豚インフルエンザが起きました。首都直下地震対策を進めたら東日本大震災が起きました。予備知識と心構えがあるだけでも対応が違ってきます。
安全も健康も予防が大事でしょう。予防をするのは先が読める、流れが読めるからで、それは知識レベルに依存すると思います。だから知識のない人は、俺は大丈夫だ、俺はそんなことにならない、で予防はできないように思います。