前と前の前の記事のまとめです。UpToDate(たぶん世界で最も詳しくて新しい情報が載っている電子版教科書、患者向けと医療者向けがある)の記載より。
咬まれたらすみやかに病院に行った方が良い方とは?
咬まれて病院に行ったらどのような処置をするのか?
ジビエに挑戦 ウズラです なんとなくかわいそうな感じもしましたが野生の鳥の味がしました(自家製じゃないですよ.為念) @mizukumabase
咬まれたらすみやかに病院に行った方が良い方とは?
●15分以上出血が止まらない時や骨などに達するような深い傷、重症の傷
●犬や猫に手足や頭を咬まれた時や傷が大きい時
●糖尿病、肝臓病、がん、HIV感染、免疫を押さえる薬を飲んでいる方
●痛みが強くなってきた、熱感(咬まれた部位とその周囲が熱くなってきた、赤みが出てきた、膿が出てきた、熱が出てきた、というようなばい菌の感染を疑う症状がでてきたとき
●5年以内に破傷風の予防接種を受けていないとき、あるいはその記憶がはっきりしないとき
●狂犬病の心配があるとき
咬まれて病院に行ったらどのような治療をするのか?
受傷からの時間や患者さんの持病などによって変わります。
一般的には、
1.傷からの細菌培養(初診日に菌の種類はわかりませんが、後日わかれば効く薬を選び直すことができます)。
2.創を洗います(痛くないように)。
3.抗菌剤(抗生物質の内服や点滴:症状の程度によって変わります)
4.破傷風の予防のためのワクチン接種(5年以内に予防接種歴がないとき)
5.縫合(ほうごう、傷を縫い合わせる)は通常しません(特に穴だけの小さい傷、免疫が落ちている方は)。ただし、顔は傷痕が残らないようにすぐに縫うことがあります。創を閉じてしまうと感染を悪化させてしまうことがあるからです。72時間は傷を閉じずに感染が起きないか観察します。なお、様々な事情により、傷を縫う場合も、縫わない場合もありますので、一律ではありません。