2017年大晦日

大晦日です。紅白が始まりました。

今年を振り返ります。

2シーズンぶりのスキーです。風なく、雪質も最高でした。

毎年いただく生そばを茹でました

AZM氏のブログ記事のレシピでベーコンを作ってみました。熟成1か月、燻煙2時間です。おいしくできました。

生ハムも完成

1月 記事では赤ちゃんの顔の小さい白いぶつぶつ(稗粒種 はいりゅうしゅ)とMSDのメラノーマの説明サイト「がんを生きる」、を紹介しました。26年お世話になった職場を退職しました。残っていた有給を使って家内と美術館巡りをすることにしました。雪も氷もないのにものすごく寒いパリとちょっと暖かいバルセロナに行きました。オランジュリーの一番奥に展示してあった眼がたぶんほとんど見えなくなっていたころのモネの集大成、形を成さない光の絵画がよかった。

2月 医学用語の特殊性(一般社会で使われない言葉が多い)として奏功と奏効について書きました。ちょっと説教くさくてなんだかなぁと思いましたが、奏功(医学的には奏効)は1年をとおして学会発表で少なからず見かけました。残念ながら、この誤用は毎年増えている感じがします。PCの変換が医学用語に対応していないからです。30年ぶりの札幌生活が始まりました。

3月 生理時にふくれて痛くなるしこり(腹腔鏡検査の既往:異所性子宮内膜症)、皮膚科受診前の準備、顔に小さい黒いできものができてかさぶたが取れるとしょっちゅう血が出る(基底細胞癌)について書きました。休日に小さなシアターで映画をため見しました。今年見た心に残った映画は「ニーゼと光のアトリエ」と「沈黙」でした。他に人生フルーツもよかった。たかが世界の終わり、エゴンシーレ、ムーンライト、ダニエルブレイク、メットガレ、エル、ブランカとギター弾き、など。

紅白は椎名林檎からPerfume  高層ビルのてっぺんで歌ってる。

青い顔の総理の後にX Japan 術後なのにドラムたたいてる

4月 止血法(手指の切り傷はしばってはだめ、おさえること)についてのリバイバル記事です。札幌の街は氷が解けて道が姿を現し始めました。冬が終わって春が来始めたことがとてもうれしく感じたことが新鮮でした。

紅白はSuperflyだ

5月 ペットの猫や犬に咬まれたら抗菌剤を飲んだほうがいいということを3回にわたって記事にしました。結構おそろしい感染症にかかる可能性が高いからです。

紅白は桑田さん この人すごいなぁ 40年間ずっと一緒だ

6月 米国臨床腫瘍学会でシカゴに行きました。がんの新薬が世の中に出てくるまでの経緯について紹介しました。

紅白は安室さん。90年代、バブルが崩壊して長いトンネルに入っていった時代(でも雰囲気はなんとなく楽観的だった)が思い出されます。安室さんに似た女の子が赤ちゃんを抱いて外来に来ていました。

7月 皮膚がん患者さんが皮膚科にかかった理由(女性の方がメディアでの啓発が有効)、急性蕁麻疹にはまず抗ヒスタミン剤を、背中にたくさんあるシミ、について書きました。30年ぶりに円山と藻岩に登りました。短い夏をきちんと楽しまなければいけないという必至感が町中にあふれていて(個人的な感想です)、それがとてもいい感じでした(時間は大切)。影響されて2日だけあった休みに積丹でシーカヤックを楽しみました。すばらしい海でした。

桑田さん 昭和歌謡の良さがわかります

8月 いぼ、蚊に刺された、蜂に刺された、について書きました。今年も常念岳診療所に行きました。今年も海と川と山に行って思い残すことなく夏を終えることができました。

紅白は最後の曲になってしまいました。津軽海峡冬景色。やっぱりこれでしょう。背景は北斎です。

9月 アニサキスのアレルギーについて書きました。30数年ぶりに釧路に行きました。夕日がきれいでした。

10月 食物アレルギーをうたがったら花粉を調べる、アトピーの赤ちゃんと離乳食について書きました。釧路湿原、京都、松本の山道、それぞれを楽しみました。

11月 築地のがんセンターの同窓会、ヨーロッパ臨床腫瘍学会(ESMO)アジア会議でシンガポールに行きました。がん免疫療法が効くためには兵隊であるリンパ球ががん組織にいないと厳しいということを書きました。

12月 アッという間に年末になりました。なんとか年内締め切りの原稿を全部送ることができてほっとしてます。今年最後の映画は「探偵はBARにいる3」になりました。昨年末から今年にかけて本当に多くの方に祝福とご支援をいただきました。ありがとうございました。

ゆずでおしまい。白組が勝って紅白も終わりです。

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