国立感染症研究所のHPに震災に関連して注意が必要な感染症がアップされています。
急性の下痢症、インフルエンザやその他の呼吸器の感染症、麻疹(はしか)、破傷風、ツツガムシ病など、日常的にみられる疾患と普通はあまりない疾患などがまじりあっています。また、震災からの経過時間によっても違いが出てくるようです。早期に注意が必要なもの(破傷風や傷から入った重症の細菌感染症)から、現在のように少し時間が経ったとき、そしてさらに今後問題となる疾患(結核)などです。
この中で、ツツガムシ病については今回一部のメディアでもこの感染症研究所のHPの内容が紹介されました。また。このブログでも以前触れたことがあります。
東北や信州などの寒い地域では春と晩秋の2回(これからです)
高熱が出る
ものすごくだるくなる
体に1cm大の淡い赤色の皮疹がたくさん出る
ブラジャーやパンツの下、脇の下などににぐちゃぐちゃになった刺し口が1個ある
(刺し口はかなり傷んでいても、あまりかゆみや痛みはありません。症状に乏しいので目で確認しないと発見できません)
血液検査で肝臓の値が高くなったり、血小板が少なくなったりします。
感染症研究所のHPでは、土砂災害によって虫も下流に流され、生息地が拡大する可能性があると書いてありました。注意が必要です。