肌の色は白いほうがよいのか、黒いほうがよいのか(2)

ちょっと書きたらなかったので、追加。
前の記事:肌の色は白いほうがよいのか、黒いほうがよいのか
今日の朝刊に、オバマがクリントンを抑えて民主党の大統領候補になったという記事が出ていました。初の黒人候補です。肌が黒いと、どのようなことが起きるのかを試したある白人の手記があります。
黒い夜

“肌の色は白いほうがよいのか、黒いほうがよいのか(2)” の続きを読む

肌の色は白いほうがよいのか、黒いほうがよいのか

白い肌にあこがれたり、漆黒の肌にあこがれたり、肌の色の好みは自分の肌の色やその時代の流行にも影響を受けて、結局人それぞれです。
皮膚がんや光老化(ひかりろうか:昔はシミやシワが増えるのは単に年齢的なものだといわれていましたが、最近は長期の紫外線による影響が主たる原因であることがわかり、このように呼ばれています)という観点からいえば、肌は黒いほうが望ましいということになります。(関連記事:30歳以後の頬のシミ)。北ヨーロッパの白人がオーストラリアに移住したことにより、メラノーマの発生率が数倍に増加しました。
肌の色によって、住むべき緯度が決まっていて、それを無視すると問題が起きる、ということは以前から皮膚科医の中ではよく知られた事実でした。
チョット前のNHKスペシャル「病の起源:第2集、骨と皮膚の病気、-それは出アフリカから始まった-」から(ネーミングがいい)。

“肌の色は白いほうがよいのか、黒いほうがよいのか” の続きを読む

アクセス数が10000を超えた

今朝、カウント数をみたところ、10005になっていました。
今日のアクセス数が8ですから、未明に10000に達したようです。
昨年このブログを始めてから約1年になります。そして今日は3月31日。
区切りのいい年度末での10000到達となりました。

1周年

このブログは昨年3月16日に始まりました。
明日で1年となります。アクセス数は約9500になりました。
トラックバックもせず、宣伝もせず、なるべく平易なことばを使用することを当初の目的にしてきました。
さて、たいしたアクセス数ではありませんが、アクセス上位の記事をまとめておきたいと思います。
イミキモド(ベセルナクリーム)が発売された
おへそのまわりが痛くて、水が出た(尿膜管遺残:にょうまくかんいざん、臍腸管遺残:さいちょうかんいざん
おできができた
爪のメラノーマ(星飛雄馬の恋人、日高美奈さんはメラノーマではない)
たこ、いぼ、うおのめ、は同じものか?
手や指の皮が丸くむけてきた
たこ、うおのめ、いぼ、おできの記事はブログを始めて間もない頃に書いたもの(よくある皮膚病のネタが豊富だった時期)ですが、長い間アクセス上位を占めています。手の皮がむけるは昨年7月の記事。尿膜管遺残(にょうまくかんいざん)は昨年12月に学会で尊敬する先輩の先生が発表され、眼からうろこで、自分自身が忘れないために書いたもの。この、尿膜管遺残はアップ後にアクセス首位を続けていました。そして、最近はイミキモド(ベセルナクリーム)が首位をとっています。
検索ワードをみてみると、一般の方にわかりやすい言葉で説明することがいかに難しく、また重要であるとあらためて感じました。

生物と無生物のあいだ

生物と無生物のあいだ(福岡伸一 著)を読みました。
どきどきするような、不思議な感動が沸いてくる本でした。
そして、個人的な思い出もよみがえってきました。
1988年ごろ、私もDNA合成酵素を使って、目的とするDNA領域の増幅をおこなっていたのです。

“生物と無生物のあいだ” の続きを読む

ブエノスアイレスから

ブエノスアイレスから
ブエノスアイレスに来ています。世界の皮膚科医が集まる学会が開かれています。普段日本では見られない多くの病気の報告を見て、そして聞く事ができました。特に熱帯に多いハンセン病やカビ、虫による病気などまだまだすさまじい病気が蔓延していることを再確認しました。 自分のPCを持って来ていないので、sumibi.orgを使ってローマ字を日本語に変換しながら書いています。大変なので今日はこれまでにします。
boka
ボカ地区

しっしん、ほっしん、ようしん、きゅうしん、ひしん

しっしん、ほっしん、ようしん、きゅうしん、ひしん

しっしん 湿疹

ほっしん(はっしん) 発疹

ようしん 痒疹

きゅうしん 丘疹

ひしん 皮疹

・・・・何が違うのか

“しっしん、ほっしん、ようしん、きゅうしん、ひしん” の続きを読む

上へ