肌寒い日が続いていますが、それでも少しづつ春めいてきました。庭の草や冬を越した野菜なども花をつけるようになりました。ブログ開始より2年経ちました。備忘録として半年間のアクセス統計をまとめておきます。
野沢菜の花(撮影後に茹でて食べました)
カテゴリー: 雑記帳
わかりにくい医学用語と智の呪縛(2)
わかりにくい医学用語と智の呪縛
昨年10月に、病院で使われている言葉が一般の方にはかなりわかりにくいという報道がありました。国立国語研究所からの報告です。そして今月7日に最終報告<「病院の言葉」をわかりやすくする提案>が同研究所のHPにアップされました。
特にわかりずらい、あるいは間違って理解している、あるいは新しい概念など、100の言葉について説明されています。多くの医療者などから意見を求め、それに基づいていくつかの改定を行った後にまとめられた提案です。大変ですよね。こういう仕事は。
このブログの最も大切にしているテーマも「わかりやすい言葉で説明する」です。国立国語研究所の提案に文句をつける気はまったくありませんが、ちょっと私なりの説明を試みてみました。
アッカーマン先生と皮膚病理(ひふびょうり)
皮膚科医が普通、病理(びょうり)と呼んでいるのは、皮膚病の診断のために小さく切り取った皮膚や粘膜の一部(生検:せいけん・・・といいます)の組織をホルマリンで固定し(腐らないように)、薄くスライスし、特殊な液で染めて(標本:ひょうほん・・といいます)、顕微鏡でみる検査です。
「ちょっと診断がむずかしいので生検(せいけん)が必要ですね」とか、「皮膚の一部をわずかに切り取って、病理検査(びょうりけんさ)に出します」などと説明を受けたことのある方もいるかもしれません。
皮膚病理の世界的な権威が亡くなりました。
アッカーマン先生といいます
Bernard Ackerman, 72, Dies; Expert at Skin Diagnosis (The New York Timesの記事から)
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食事制限をするときの注意点
今日も快晴。雪山が美しい。ブログ用に何か草花が芽吹いていないかちょっと散歩してみたのですが、まだまだ木々のつぼみも固く、よい素材はありませんでした。
前回(アレルギーの検査 プリックテスト)と前々回(アレルギー検査 IgE)の続き
食事制限は、患児にはもちろんですが、お母さんや同居する家族にも大きな負担がかかります。食事の準備、低アレルギー食の購入、まわりからのおせっかいや同情など、ストレスだらけです。特に赤ちゃんや幼児で、食べ物にアレルギーがあって、しばらく食べるのをやめなければならないときに栄養士さんが相談に乗ってくれることがあります。その栄養士さん向けの手引きが昨年公開されましたので、ちょっとまとめてみます。あくまでも、栄養士など、医療を提供する側に向けたガイドラインのひとつですから、これが全てということではありません。
ポイントは、必要以上に恐れて、関係のない食品も制限しないように指導してあげる・・・ということみたいですね。
食物アレルギーの栄養指導の手引き2008より
行動経済学(20年たてば、したことよりもしなかったことを嘆くようになる)
週末に大学のクラブの新年会がありました。昨年は周年事業も重なったため、メール上で昔の思い出話が飛び交いました。そんな懐かしさがピークに達していた中での、本当に久しぶりの集まりだったので、格別に楽しいひと時となりました。
出かける前に電車の中で読む本を探しに本屋へ行きました。時間がないので目に付いた本(表紙の絵が良かった)をとっさに購入して乗車しました。これが結構面白かった。往復の電車で珍しく惰眠に陥ることなく読みきれました。後で調べたらアマゾンでも上位にランクされていました。
「経済は感情で動く」マッテオ・モッテルリーニ、泉典子訳(紀伊國屋書店)
2009年元旦 お正月と皮膚科
アクセス総数が50000を超えた
今日はクリスマス。
今朝7時にアクセス数が50000を超えていました。朝7時の時点で50062です。アクセス記録をみると、昨夜22時~23時の間に到達したようです。イブにサンタクロースが来たようで、ちょっと嬉しい気分です。
2008年4月からのアクセス統計
今年の4月からのアクセス統計
手の皮、指の皮がむける・・・がトップを続けている。でも、8月に書いたディフェリンゲルが新たに上位にくい込んだ。新しい記事が上位に入るとやはりうれしい。ミズイボ、毒グモ、尿膜管遺残、ベセルナ、イミキモドも常連。個人的にはいまだに日高美奈(さんはメラノーマではない!)の記事を読んでくれて、コメントもいただけることがあって、とても嬉しい。
虫さされの季節になりました
外来に虫による皮膚炎の患者さんが増えてきました。
私も毎朝小さな庭にほんの少し作っている野菜を取りに出るたびに、蚊に刺されます。今年もすでに20箇所以上さされたと思います。2-3日前には、右人差し指の第2と第3関節の間に一度に4箇所もさされてしまいました。痛いし、かゆいし、かなりつらい数日間でした。
さて、これまでの記事の中から虫関連を選んでみました。
・蚊にさされても腫れ方が人によって違うのはなぜか?
・蜂に刺された
・ケムシによる皮膚炎
・日本のドクグモ
・マリリンモンローとダニ